アジア最西端の国といわれるトルコ、そのトルコから最初のヨーロッパの国になるのがブルガリアです。
今回はブルガリアの飲み物と言われるボザBozaについてです。
複雑な歴史を持つブルガリア
ブルガリアの歴史は長く、紀元前のトラキア人がこの地に住み始めたのが始まりといわれています。
その後も東ローマ帝国の領土になり、ブルガリア帝国となりますがオスマン帝国に支配されています。
地図を見ると分かりますが、アジアとヨーロッパを繋ぐ地形上の要所にある国であることが分かります。
このような複雑な歴史を歩んできたブルガリアは、料理も時代ごとの影響を受けています。
またブルガリアは、ルーマニア、セルビア、北マケドニア、ギリシャ、トルコの5か国に接しており、やはり周辺国からも影響を受けているといえます。
ブルガリアの有名料理といえば
ブルガリアの有名料理といえば複雑な料理ではありませんが、サラダにすりおろしたチーズをかけたショプシュカサラダが有名です。
ショプシュカサラダは観光用に開発されたサラダでそれほど歴史はありませんが、ブルガリアといえばショプシュカサラダというほど有名なサラダです。
その他、バルカン半島の料理の多くがブルガリアでもあります、チェバピやキョフテなどです。
ボザとは
ブルガリアを旅行しているとパンや商店に必ず置いてある茶色の飲み物これがボザです。
ボザは中央アジアから発祥とされ、オスマン帝国時代にブルガリアに伝わったとされています。
ボザはブルガリアだけでなく、バルカン半島周辺国にもあります、ボザは麦芽を用いた発酵飲料です。
ボザの種類によってはアルコールが含まれますが、ブルガリアでは飲料用として飲まれています。
実際に飲んでもアルコールを感じることはありません。
価格も低価格で栄養価も高いと言われているボザですが、味に少々くせがあります。
独特の甘みと、ドロリとした液状をしています。
クセがあるので好きな人は飲めますが、苦手な人は飲めないかもしれません。
ブルガリアを訪れた際には是非このボザを試してみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。
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