世界中の道からの風景をみることのできるグーグルストリートビュー。
訪れたことのない土地でもまるで、その道を歩いているような気持ちにさせてくれます。
数年前にエベレストベースキャンプのストリートビューが公開されました。当時はついにグーグルのカメラが標高5300mのエベレストベースキャンプまで到達したのかと驚きました。
久しぶりにベースキャンプのストリートビューを見てみましたが、あまり改善されていないようです。今回はそのことについて。
貴重なストリートビューだが
まずはエベレストベースキャンプのストリートビューをどうぞ。
エベレストベースキャンプのストリートビューとなっていますが、実際に登山者達のテントはほとんど見えません。
エベレスト登山期ではないようです。
エベレストベースキャンプ地はメインの登山期4月5月では毎年200張り以上の色とりどり大小のテントが張られ小さな村のようになります。
しかしストリートビューではあまりそういったテント群がないことから、登山期以外に撮影したことがわかります。
また降雪も少ないのでエベレスト登山期が終わった6月以降と推測。
テント群がなければベースキャンプはただの植物も何もない荒涼とした岩場です。
天候が悪いのが残念
ストリートビューを見てもらうと分かりますが、撮影された日が雲の厚い曇り日のようです。
晴れていれば360度ヒマラヤの高峰が見える素晴らしい景観なのですが、それらが全く見えていません。これも残念なところ。
もし晴れていれば、ベースキャンプから上部にある氷河の崩落地帯であるアイスフォールやその右上にあるヌプツェ7861m、左上のロー・ラ、背面には形のきれいなプモリ7161mが見えます。
ストリートビューだとアイスフォールの下部の氷河が写りこんでいるだけです。
ほぼ移動できないのも
ストリートビューというと、未知の場所、前方をクリックすると進み、移り変わる風景を見られますが、エベレストのストリートビューに関しては進めますが僅かであり、方位の回転のみです。
ベースキャンプは200を超えるテントが晴れるほど広い岩場の地帯なのですが、このビューではわずかなエリアのみ、そしてその地点からのビューのみなのも残念なところです。
3年前のストリートビューでは少し移動できた記憶があるのですが、現在は移動できないようです。PCビューでは移動できませんが、スマートフォンからですと多少移動できるようです。
改善を求めるとしたら
上記で述べましたが、ベースキャンプのグーグルビューはその魅力が伝えきれずにもったいない。撮影のカメラを担ぎベースキャンプまで向かうのは大変だと思いますが。
もしこれが春のエベレスト登山期、快晴の日であり、さらにテントの合間を広範囲に移動できるストリートビューであったなら、エベレストベースキャンプの様子、雰囲気がより見ている人に伝わってくるのではないでしょうか。
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