ウットラプラディシュ州に入った。
インドの北部のネパールに接する平原にある州で
有名なタージマハールやガンジス河ほとりの聖地ベナレスを有する比較的豊かな州だ。
人々はなんか不思議な勢いがある。生き生きしているというかエネルギッシュである。
私のイメージするインドにぴったりのところなのだ。
穏やかで旅行者に無関心の南部にくらべ人々は
ひとなつっこいというか、フレンドリーというかやたらに旅行者に絡んでくる。
自転車で走っているだけで一日何度も「おーい、こっちにこいよ!」と手招きされる。
自分がお茶、チャイを飲みたいときはその誘い水にのれば
たいていの場合チャイをご馳走してくれる。
しかし、あまりに数が多くて毎回止まっていると全く進まないのだ。
自転車で走っていてもっとも声をかけられる州。
そして手品をしていて人が最も集まる州。