地中海と黒海をつなぐボスポラス海峡でアジア大陸は終るとされている。
そのポスポラス海峡にまたがっている大都市がイスタンブールだ。つまりこの海峡を横断すればアジア大陸からヨーロッパ大陸に渡ったことになるというわけである。
アジアの終点だと思うと感慨深いが、考えると通ってきたグルジアやアゼルバイジャンなどのコーカサス地方は既に人も建物もヨーロッパだったような気がする。
アジア大陸とヨーロッパ大陸の定義を誰が決めたのかは知らないけれど、文化の変化は国ごとにあり、大きな山脈、砂漠などの地理条件に左右されることが大きい。
そう考えると同じトルコ国内で、橋が掛けられるような海峡で大陸という大きなくくりが変ってしまうのも少し可笑しな話じゃないか。
実際、ボスポラス海峡を渡ってもそこはヨーロッパではなくトルコだった。私の中でヨーロッパは次のブルガリアかギリシャからだ。
イスタンブールの街は巨大で街に入るまでも長い道のりであったけど、街についてからも長い道のりである。
海峡にかけられているボスポラス大橋は自転車での走行不可ということなのでフェリーでヨーロッパ側にいくとしよう。
写真を撮影してもらい、フェリーに乗り込んだ。
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