2020年5月新型コロナによる封鎖措置の緩和後のバール、ピザ屋、マクドナルド、ジェラート屋

 イタリアは全土都市封鎖状態から2020年5月4日の規制緩和が行われて10日が経過しました。

 製造業などが再開し以前に比べて路上で見かける人が増えてきました。

 しかし依然として飲食業はテイクアウトのみ営業といった状態です。これはどういった状態であるかが今回の記事です。

ナポリ中央駅からは地下鉄が簡単
【写真】都市封鎖となり無人のナポリ中央駅

 以前書いた2020年5月4日イタリア都市封鎖の規制緩和、街の様子と同様の内容です。

外に人が多くなった
【写真】外に人が多くなった
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5月4日から規制緩和

イタリアのコンテ首相は4月26日に規制緩和を発表しました。

5月4日から公園を再開し、レストランの持ち帰り営業を認める。同18日からは博物館が再開し、小売店も営業できるようになる。飲食店と美容室の営業は6月1日から認める。一方、学校は9月まで休校とすることを決めた。(参考:サイト

 確かに5月4日から規制は緩和され、道行く人が増えました。

 特に若者が歩いている姿が多くなったように思います。

 またスーパーなどは引き続き入場の規制を行っており、店内に入れる人数が一定に保たれるため、外で順番を待つことがあります。

トレド通りの様子

 ナポリの歩行者道路として人気のあるトレド通りですが、規制緩和後もそれほどの人通りはありませんでした。

ナポリのメイン歩行者道トレド通りの人もまばら
【写真】ナポリのメイン歩行者道トレド通りの人もまばら

 上の写真を撮影したのは土曜日の正午ごろなので新型コロナウィルスが感染拡大前であれば、かなりの混雑している時間帯です。

バール

 イタリアのどの街にもあるバール、いわゆるカフェは営業はしていますが、店内に入ることはできません。

 店の入り口で飲みたいカフェを注文してそれをテイクアウトするという方法でカフェを飲めます。
 

カフェは営業しているが店内には入れない
【写真】カフェは営業しているが店内には入れない

ジェラート屋

5月も中旬になるとイタリアもかなりの陽気になります。ジェラート屋もオープンしています。しかしバール同様に店内には入れません。

ジェラートのテイクアウト用が準備されている
【写真】ジェラートのテイクアウト用が準備されている
 ジェラートはもともと店内で食べるよりも路上で食べる機会が多いのでいつも通りのようです。

マクドナルド

ファストフードのマクドナルドも営業をしていましたが、営業形態は宅配のみのようでした。

マクドナルドも営業していた
【写真】マクドナルドも営業していた

 店舗の前に行っても注文はできません。ドアに掲載されている電話番号に電話をかけそこから注文しなければなりません。

ドアに掲載されいてる番号に電話し注文する
【写真】ドアに掲載されいてる番号に電話し注文する

 支払い方法はタッチレスのカードののみでした。つまり電話がなく、タッチレスカードがないと店は営業していても注文ができないことになります。

 電話で注文し、店に取りに行くというと伝えると番号を伝えられます。その伝えられた番号を店員さんに伝えるとカードを支払いを要求され、支払いが済むと、言われた番号が呼ばれるまで待つという方法でした。

 この間店内には一歩も入れませんでした。注文時の番号が呼ばれたら、商品を受け取り終了となります。

完全にタッチレスで注文から購入まで
【写真】完全にタッチレスで注文から購入まで

ピザ屋

ナポリはピザが有名な都市で、有名なピザ屋も多くあります。

 以前の記事同様にソルビッロはテイクアウトのみの営業をしていましたが、同じ通りにあるディ・マティオを休業中でした。

ひっそりと営業しているソルビッロ
【写真】ひっそりと営業しているソルビッロ

 イタリアの新規コロナ感染者数は規制緩和をしてから10日過ぎましたが減少傾向が続いています。

 このまま順調に減少していくと6月1日からは飲食店の本格的な営業が認められるそうです。

 今回は以上です。
<関連リンク>
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