前記事【エベレスト登山】ゼロからはじめるエベレスト登頂へのアプローチ方法。その1。では、登山家でない一般の人がどうやったらエベレストに登れるのか?という方法の第一歩について述べた。
公募隊参加決定するまで
今回はその第2回目、公募隊に参加を決めてからの流れである。
公募隊に申し込む時点にて登山ガイドから「登山経験」などを問われるであろう。また登山経験が十分でない人は「登山課題」してある程度の水準のクリアーを求められるはずである。
登山経験が豊富な人であれば、公募隊の所属はスムーズであろうが、登山経験が十分でない人の場合は課題を達成するまでにそれ相応の時間がかかる。
登山経験が豊富でない著者が実際に体験した課題はヒマラヤにある「アイランドピーク6180m」の登山。
6000m峰と驚かれるかもしれないが、アイランドピークは技術的には比較的に優しい山で、最寄の集落が標高4700mにあり、実際登山をする高低差はそれほどない。
ついでに体が高度に順応できるのかを知るよい機会にもなる。
タレントのイモト・アヤコ氏がエベレストに挑戦するが、彼女の場合はヨーロッパのマッターホルン、南米のアコンカグア、ヒマラヤの8000m峰であるマナスルと登山経験を積んでいるのでエベレストに挑戦するには十分な経験である。
公募隊に参加が決定したら
公募隊に参加できると決まれば、登山ガイドから詳細な登山計画が言い渡される。
エベレストの登山時期は4月、5月である。
この時期に備えて体調を万全にし、体力をつけておくのがよい。
公募隊に所属できれば、ベースキャンプ、またそこから上のキャンプに必要なものは隊がそろえてくれるので個人が準備するのは、自分に必要な装備や保険、ネパールへの渡航費などである。
基本的な登山道具、装備に加えてエベレストに登るために必要な道具は
・高所登山用のプラスチックブーツ
などが必要になってくる。それらの道具を登山ガイドのアドバイスを受けながら揃えてていかねばならない。道具は極地用のものであり、料金もそれなりに高額。
酸素ボンベや、それを吸うためのレギュレーター、ベースキャンプ、高所のテント、食料などは隊が準備してくれるので個人で用意する必要はない。(しかし隊によっては自前のところがあるのでチェックが必要)。
また日本からひと月以上は離れるので、個人的に必要なものを揃えたい。
登山用品ベースキャンプまで運んでもらえるが、ベースキャンプまでは個人、個人のトレッキングになるのでその準備も必要。
目安としてはひと月の旅行に出るような準備。
・日常生活用品
・バックパック
・動きやすい服装
まとめ
公募隊への参加が決まってから。
登山予定半年から日本出発直前まで
・登山に備えての体調管理・体力づくり。
・通常の登山道具はもちろん、超高所登山のための装備をそろえる。
・ベースキャンプまでのトレッキング、滞在のための準備。
次記事はネパールに到着してからベースキャンプまで→【エベレスト登山】ゼロからはじめるエベレスト登頂へのアプローチ方法。その3。
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