【エベレスト登山】ゼロからはじめるエベレスト登頂へのアプローチ方法。その3。

公募隊に参加し、装備をそろえたらいよいよエベレストを有する国ネパールに向かう。(この記事は南東稜ノーマールルートについて書いてます)。

エベレスト春の登山期は4月5月。4月の上旬には標高5300mのベースキャンプに到着できるようにする。

エベレスト登山中の家となるベースキャンプ
【写真】エベレストベースキャンプに4月到着

ところがそう簡単に辿り着けないのがエベレストベースキャンプ。

ネパールの国際空港は標高1300mの首都カトマンドゥにある。

そこから飛行機でベースキャンプまでひとっ飛びと行きたいところだかそうはいかない。

ベースキャンプまでの長い道のり

カトマンドゥでローカル路線の飛行機に乗り換えて、エベレストベースキャンプへ登山道の開始地点となる標高2800mのルクラ村まで飛ぶ。

つまりエベレスト最寄の飛行場がこのルクラ。

ここに飛行場ができる以前は更に遠くの村から歩いていたそうだ。

エベレスト登山を目指す人々は、この村からゆっくりと標高をあげながらベースキャンプを目指すことになる。

公募隊によっていはカトマンドゥ集合の隊もあるだろうし、標高5300mのベースキャンプに集合の隊もある。

飛行機が着くルクラからベースキャンプまでは「エベレスト街道」と呼ばれるトレッキング道が続いており、終点のベースやキャンプまでは6日~10日を要する

エベレスト街道途中にあるナムチェバザールの村
【写真】エベレスト街道途中にあるナムチェバザールの村

エベレスト街道の要所には村や集落があり、宿泊施設もあるのでテントを設営する必要もない。

進み方はそれぞれのペースや高度障害の症状で異なる。以下はスムーズに進んだ場合の一例。

1日目 ルクラ標高2800m → ナムチェバザール 標高3440m

2日目 高度順応のためにナムチェバザール滞在

3日目 ナムチェバザール標高3440m → タンボチェ標高3860m

4日目 タンボチェ標高3860m → ペリチェ 標高4240m

5日目 ペリチェ 標高4240m → ロブチェ 標高4930m

6日目 ロブチェ 標高4930m → エベレストベースキャンプ 標高5300m

ディボチェから見えるエベレスト
【写真】ディボチェから見えるエベレスト

公募隊によっては既にベースキャンプに隊員個人のテントが設置されている。

ここからいよいよ本格的な登山が開始する。

次は記事は【エベレスト登山】エベレスト登山60日のおおよその計画。です。
<関連リンク>
【エベレスト登山】ゼロからはじめるエベレスト登頂へのアプローチ方法。その1。
【エベレスト登山】ゼロからはじめるエベレスト登頂へのアプローチ方法。その2。
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