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ここ数日の間で、海までのガンジス河の様子を調べた。

調べたと言っても、ベナレスの在住のインド人に

滝は無いか

とか

カルカッタの支流に出られるか

流れは緩やかか?

と尋ねただけだ。「誰も河下り」などしたことないからたいした情報にもならないかと思ったのだが、予想外に良い情報が得られた。

ヒンズー教徒にとっては聖なる河であるガンジス
【写真】ヒンズー教徒にとっては聖なる河であるガンジス

それは「年に数回だが、大きな船がカルカッタから遡ってここまで来る」という話。

この話が本当だとすれば、心配していた問題は全て解決だ。

大きな船が来られるのなら「滝は無い」そしてそれがカルカッタから来るならば河はカルカッタに通じている。急流があるかは分からないが船で行く河の道があるということ証明している。

これを聞いてガンジス河下りが俄然、現実味を帯びてきた。またインド人から

ガンジス河下流にはワニが生息して危険

と脅されたので、インターネットでインドに生息するワニを調べたところ、クロコダイルの様な凶暴なワニではなく、小魚を食べる小さいワニしかいないことのこと、これなら大丈夫そうだ。

ベナレスとカルカッタは自動車道では700kmなのだが、ガンジス河は相当に遠回りに蛇行していおり、距離は1000kmを軽く越える。

自転車のイチカワ君にもらった地図から計測すると海まで約1300kmになった。

自転車であれば2週間で走れる距離だが、手漕ぎのボートが一体何キロで進めるのか不明。

時速10km出れば1日10時間漕いで、13日でカルカッタまで行ける予定になる。

当初私は一人で行く予定だったのだが、ガンジス河は比較的難易度のやさしい河に見え、同乗者を募集することにした。

購入を考えている手漕ぎ船は数人は乗れそうだ
【写真】購入を考えている手漕ぎ船は数人は乗れそうだ

購入しようと思っている船は畳にして3畳位の広さがあり、3人までなら乗り込める。

実際、ガンジス河観光では同じサイズの船に6人から8人を乗せて河巡りをしているから、3人だったら快適に寝泊りできるだろう広さだ。

あくまでも海抜0mに戻るというテーマの私企画の船旅になるので、同乗するだけで船の操作は私一人が担当する。

ベナレスには日本人旅行者が多いので「一緒にガンジス河を下りませんか?」と知り合う人をスカウトするのだが、反応は冷ややか、当然といえば当然か。

しかしネパールでの知り合った旅行者に再会をしたのをきっかけに芋づる式に「行きたい」と言う人が6人も集まってしまった。さてどうしよう。

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