ボート交渉

ベナレスに着いてから、ガンジス河沿いに浮かんでいる手漕ぎのボートを見つけては「あれはいくら?」と値を聞いている。

ガンジス河を下るのに何よりもボートが必要、幸い、ここは観光客を乗せて遊覧するボートが沢山ある。日本で言うと観光地の湖に浮いているボートの様なものだ。

ベナレスを訪れたことがある人なら分かると思うが、河岸を少し歩くだけで「ボートはどう?」と話しかけてくるインド人がかなりいる。

メインのガートの近くなら50m歩けば3人位は声を掛けられる。旅行者もせっかくガンジス河を訪れたのだから船に乗って河側からガート(お祈り場)を眺めて見たいと思うのか、殆どの人は一度は船に乗ったことがあるのではないだろうか。

値段はインドだけに交渉が重要で、最初の言い値を鵜呑みにすると通常の10倍なんてこともある。慣れてくると、一人当たり1ドルも出さずに乗れる。

声を掛けてくるボート屋に

「あのボートは幾らだったら売る?」

と聞いても返事が返ってこないことが多い。そもそもボートを買い取ろうという人間は居ないし、漕ぎ手の彼らは雇われていて、自分のボートではなくオーナが別にいるからという話しだ。

それでも根気よく聞き続けていると、「1000ドルだ」とか「700ドル」と値段を提示してくる者もいる。こちらも相場全く持って知らないので、それが高いのか安いのかさえも分からない。ただ数多く聞いて「あの位のボートなら、これくらい」と判断できるようになるしかない。

日々ボート探しをしていると「250ドルでいい」というオーナがいた。彼は日本人に人気の河岸の茶屋で「ちょうど今あるボートを買い換えようと思っていた」とのこと。もうこれに決めるしかない。

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!

08ガンジス河下り編の最新記事8件