フランスのコルシカ島からイタリアのサルディーニャ島へ船で渡る。
昨日下見していたフェリー乗り場でチケットを買う。
税金、自転車で一人18ユーロ。
港についているフェリーは以外に大きく、しっかりしている。チケットをもって乗り込むと、半券を切ってもらい、自転車を脇にくくりつけてくれる。
そして上の階に向かう。前回のニース発のフェリーに比べてだいぶ質素で、ベンチのようないすがずらりと並んでいるだけだ。
そして一つだけカウンターがある。見ると飲みものを売っているらしい。カプチーノを頼んだ。1.2ユーロ。9時20分。乗客は20人くらいだ、200人は乗れそうだから赤字じゃないのか。夏はきっと込み合うのだろう。
フェリーは合図もなしに出発したらしい、ゆれ始めて外の景色が動いている。
前回のときより船がだいぶ揺れる、今日は風が強いので波がたっているのか、船が小さいからか。
昨日の日記をつけていなかったので、2,3行書いたら気持ち悪くなってきたのでやめる。
何かに向かっていると酔いそうだ。テレビの近くのお客はスマートフォンをずっと見ているが気持ち悪くならないのだろうか。
10時になった、まだ30分も乗るのかと思った。本当に酔いそうだ。
サルディーニャ島が近づき、湾の中に入ると揺れがだいぶ収まった。
そして船が180度ターンをしはじめた。景色がまわる、そしてバックで港に着いた。トラックが2,3台下りてから、乗用車がやはり2,3台降りた、自転車で降りる。
小雨が降り始めた。出口にいた警察官に「ボンジョルノ」と挨拶をした。ここはもうイタリアだ。
サルディーニャ島はコルシカ島のすぐ南にあるイタリアの島。
小雨が降る中「OLBIA」のサインにしたがって進む、いきなり上り坂からだ。
坂の上にスーパーがあったのでスプライト0.89を買った、レジの人に「オチェンタノーベ、グラッチェ」と言われた。
「ああ、確かにイタリアに着たんだ」と思った。
出口ので女性が二人がしゃべっていたが、イタリア語だった。スペイン語に似ているせいか、フランス語より分かる気がする。
サルディニャ島はとにかく野宿の出来そうな場所を探すのが大変だ。
なぜかというと、すべての土地に柵が張り巡らされているから。
どうしてここまで柵をするのか、羊のためか、野宿防止のためか、とにかくいたる所に柵が張り巡らされている。
こんなに野宿出来るところを探すのが大変なのはオランダ以来かもしくは今までで一番難しいかもしれない。
とにかくいい場所が見つからなず、毎日日暮がくれてから寝場所を探してうろつくことが多い。
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