またいつも通り更新が滞っていましたが、元気にしております。1月下旬から2月9日までベネチアでカーニバルが開催されていたためにそちらに参上しており、ひたすら路上に出ておりました。現在は再びミラノに戻ってきております。
ドバイ観光
まず連れて行ってもらったのはショッピングモールかと思ったが違った。ショッピングモールを抜けると、そこには天に突き刺さるようなビルディングが。
大きく見上げないとてっぺんが見えないような超高層ビル。ディングブルジュ・ハリファビルといい世界で一番高いビルだそうだ。
高さ828.0mと聞いてもピンとこないけど160階建と聞くと建物がいかに高いか分かる。サンシャイン60より100階高い、なるどほど高い、見上げてるとクビが疲れるほど高い。
聞くと高層部には居住区もあるという、外から眺める分にはよいが、実際に高層階に住むとどうだろうか、外に出るのにいちいちエレベータで乗り降りして少しめんどくさそうに感じるのだが。
ビルを背に参加者と一同と写真を撮り、ディングブルジュ・ハリファを後にした。
次第に分かってくる参加者の正体
観光と称してドバイの市内を観光している、専用バンで移動しているのだが席が決まっているわけでなく、毎回隣に座る人が変わる。
そして隣に座ったのが一体どこの誰だかはわからないけど、ドバイトラベラーズフェスティバルに招待されている以上、何らかの旅行をしているわけである。それも何か特殊な旅行である。すなわち変わり者?変人?である。
そして長期旅行者、特殊旅行者の特徴として皆かなりフレンドリー。
たまたま隣に座ったアジア人顔の若者、英語があまりに流暢でアメリカ育ちかと思ったらマレーシア出身でイギリス、アメリカ、オーストラリアに留学経験があるという。名前はジェームス。
一人が話をはじめると周りが聞き耳を立て、話に加わってくる。
ジェームスはどんな旅行をしたかという話になった、自分の場合は世界最年少で飛行機単独世界一周をしたという。そしてギネスレコードにそれが記録されているよと加えた。
ギネスレコード!?と私が驚いていると
その隣に座っているインドのサンザイさんも「私も持っているよ、世界で最も長距離を停車しないで走った記録だけど」などと言い出す。
ギネスレコードというのは自己満足の記録でなく、世界でその人が一番という客観的な記録なのだ、そんな人がこの狭いバンに二人もいるのか。聞くと他にもギネスレコードを持っている人がいるというから、どんだけだよ!開いた口がふさがらない。
また違う回に隣になったクラウスさんはバイクで16年間旅行を続けたそうである。アマゾン河をバイクを変形して取り付けたスクリューで下ったのだとか、帰国後に書いた本がドイツでベストセラーになったとか、そんな話がはじまる。
私も13年は日本に帰っていないのでそれを少しでもネタにと思ったが、全くネタにならない。それどころか今回の参加者には26年間旅行をしている人物がいるという話を聞いた。うげっ、13年の倍である26年か。
参加者はもれなく旅行者で、それも一風変わった旅行スタイルの人々、その全貌が次第に明らかになりつつあった。
会場到着、そして驚く
私達を乗せたワゴン車はドバイのビル群を抜けて郊外の公園に到着した。どうやらここが会場らしい。
会場の入り口にはステッカーがやたら貼り付けられた車やトラクター、いかにも旅行をしてそうなキャンピングカーが停車していた。これらは実際に使われたものの展示らしい。
トラクター見てびっくりした。トラクターを輸送するのって相当な費用じゃないだろうか。いやいや、その前になんだよトラクター旅行って!!このトラクターで南極点に到達したと記述がある。おいおい、変人さもいい加減にしろ!
会場はテニスコート二つ分くらいの広さ。正面にステージがあり、そこから席が並べられている。一応キチンとした会場だ。
それより何より驚いたのは、会場入ってすぐのところに日割りにされたフェスティバルのプログラムが写真入り英語で掲示されている、ふむふむ、こういう具合に進むのか。と
「おい!!」
参加者ごとに30分のプレゼンテーション枠があるじゃないか!
見ると二日目の7時半から私の名前もシッカリ写真入りで記載されている。
聞いてないよ!
連絡してきたハッサン!一人30分のプレゼンテーションがあるとか事前に教えてくれよ!30分もあのステージの上で話すのか、しかも英語かよ。
二日目なのが何よりの救い。
今日ホテルに戻ったら準備するしかない。