初めての著書が発売されました!

 大西洋の横断を終了してからあっという間に3週間が経過しました。最近はようやく丘揺れがなくなり、夜も2時間おきに目が覚めてしまうということがなくなり、海の上にいる夢を見ることもほぼなくなってきました。

 現在は自転車や手品の道具を取るために船が到着した南米のスリナムから大西洋を飛行機で飛んで再びヨーロッパに来ております。

 今回の日記はタイトルにある通り初の著書が発売されたという話と近況です。

あっという間に3週間

 6月23日に南米のスリナムに上陸してから3週間が経過しました。到着直後は陸に上がっても脳内が揺れて、フラフラしている状態が続いていました。いわゆる陸揺れ(おかゆれ)と呼ばれる症状で地面が揺れていないのに船の上の様に地面が揺れて感じるというものです。

 上陸直後はかなり強烈に陸揺れがあり、桟橋から落ちるほど、またズボンを履くときに片足立ちになる瞬間があるのですが、その時もよろよろして倒れそうになる、夜中目が覚めるとベッドがユラユラしているといった感覚に襲われていました。

下船後も常にフラフラする感覚が伴う陸揺れ(陸揺れ)
【写真】WS001414下船後も常にフラフラする感覚が伴う陸揺れ(おかゆれ)

 しかし3週間も経つとこれらの症状は大分落ち着きほぼなくなりました。

 同時に陸揺れとは違いますが、前回の日記で書いたように「細かい作業を全くやる気が起きない」というのも大分治ってきた気がします。

 海の上の自分だけの世界から人間の社会に戻ってきた不思議な感覚が治ってきたということでしょうか。

スリナムからヨーロッパへ

 ポルトガルから船で横断した大西洋ですが、ヨーロッパには自転車、一部の手品道具を置かせてもらっていたのでそれを取りに戻ることにしました。

 トータル106日かけて横断した大西洋も飛行機であれば8時間で戻れます。

 飛行機の窓から見える海面見ては「ここを横断したんだな~」と感慨深いものがありました。

 

【写真】飛行機の窓から眼下に広がる大西洋

 飛行機が大西洋を横断していくスピードを見てどれだけ早い乗りなのか文明の力に驚きまくりです。

 というわけで現在はヨーロッパに戻って来ております。

【写真】暴風雨のアムステルダムに到着

書籍が発売されました

 ここでやっと本題です。

 2023年6月21日に初めての著書である「無一文「人力」世界一周の旅」が刊行されました。6月21日というと私自身は大西洋上だったのですが、以前から書いていた原稿をまとめていただいたものが発刊となった次第です。

 実は本を書く機会が以前にもあったのですが、やはり本人が日本に戻って打ち合わせ等に顔を出さなければならないなど色々な理由で頓挫しておりました。

 今回はイギリスのテレビ番組Britain’s got talentのゴールデンブザーから日本のテレビ出演、その流れで本を書かせていただけることに。

 日本に帰国するまでは出版は難しいと思っていたのですが、これもコロナ禍でリモートワークが普及したおかげか当の本人は日本に戻ることがなくどうにか出版できました。
 

22年間を詰め込んだ内容

 肝心の本の内容なのですが、2001年に実家を出発してからイギリスでゴールデンブザーをもらうところまでおよそ22年間を400ページでまとめています。

 この間に自転車移動、エベレスト登山、ガンジス川下り、カスピ海横断、ヨーロッパで大道芸の日々などが含まれているのでどうしても展開が早くなってしまっています。

 

【写真】22年間を400ページでまとめる

 それでもブログよりもより詳細に経験したことを書いております。

 興味がありましたら是非よろしくお願いいたします。

 というわけで今回もオチもなく終了です。

<関連リンク>
まさかのゴールデンブザーでした!Britain’s got talent 2022
無事に大西洋横断しスリナムに到着して1週間が経過しました
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