前回の情報解禁から随分と時間が経過してしまいました。
放送後に色々とあり、なかなか落ち着いてブログを書く時間がありませんでした(いいわけですが)。
とにかくタイトルの通りです。出演したBritain’s got talentで信じられないのですがゴールデンブザーを頂きました。
そもそもゴット・タレント番組とは
ゴット・タレント系の番組をご存じない方は「ゴールデンブザーって何それおいしいの?」という状態だと思いますでのその説明です。
ゴット・タレントはいわゆる才能発掘番組であり、ステージに登場する人が様々な自分の才能を発表し、それを4人の審査員が判定を下していくという流れになっています。
通常審査員は4人で、ステージでの発表が終了した後に、「Yes(はい)」「No(いいえ)」で判定をします。
審査員がどういった形でも「Talent(才能)」が認められたらYes、そうでなければNoという単純明快な判定です。
この審査員の過半数のYesをもらうことで、その審査の通過か、または終了かが決定するわけです、4人審査の場合は3人以上のYesで通過ということになります。
この番組に参加する人はとりあえず、この3つのYes以上の判定をもらうために奮闘するわけです。
またこのゴット・タレントの才能はよくある歌やダンスに留まらず、コメディやマジック、動物を使ったもの、特殊な能力と何でもよいのです、日本でいう一芸に秀でているのであればそのジャンルは問われません。
というわけでステージに登場した直後、観客はその人が何をするのか全く想像がつかない状態です。
ゴールデン・ブザーとは
ゴット・タレントの判定には上記のような審査員の判定の他に「ゴールデン・ブザー」と呼ばれる特殊な判定ボタンがあります。
このボタンは各審査員がシリーズ中にそれぞれ1回だけ使用できる特殊判定ボタンとなっており、このボタンを押された演者は、他の審査員がNoと言っていてもそれを打ち消し、文句なしに次のステージに進むことができます。
通常は審査員の4人に加えて、ホスト(ステージ脇で演者を送り出す人)にもゴールデンブザーを押す権利があります。審査員が4人+ホスト1回でシーズンに5回のゴールデンブザーが存在することになります。毎年出演者は100人以上いるのでその中の5人というと滅多にゴールデンブザーはもらえないということが分かると思います。
ゴールデンブザーの意味は国により少々違います。
例えばイタリアの場合はゴールデンブザーをもらうと準決勝を飛び越えて決勝に進めます。
今回のBritain’s got talentの場合はAuditionと呼ばれる最初のステージからセミファイナルの準決勝に進むことができます。
全くの想定外
動画の中でも言っていますが、まさかゴールデンブザーを頂くとは夢にも思っていませんでした。なぜなら毎年のBritain’s got talentのゴールデンブザー演者はかなり素晴らしい才能の持ち主だったからです。
当時の自分の目標はとにかく3つ以上のYesを取ることだったので、4つのYesが上出来という考えでした。
とにかくBritain’s got talentは各国にあるゴット・タレントの元祖といってもよいので参加者のレベルが高く、予選を通過するだけでもなかなか難しいと思っていたからです。
今までゴット・タレントに出演したことはありましたが、Britainは規模が違います、ステージを見る観客は2000人以上、番組のYoutubeの再生回数も他のゴット・タレントと比べて段違いに多いのです。
また審査員もこのゴット・タレント番組の原案者であるサイモン・コーウェルさんをはじめYoutubeでいつも目にしていた面々です。
またホスト役のアントアンドデックさんもイギリスでは超有名な芸能人です。
というわけで大会場、著名な審査員、しかも憧れのステージという、もう緊張やら嬉しいやら、不安やらもうとにかくごちゃまぜの感情でステージに向かいました。
ステージに上がるといかに多くの人が見ていても意外と気持ちは落ち着いていて、ネタを失敗しないようにだけを心がけて演じました。
ところどころ、想定外にウケています、これは狙ったわけではなく、意図せずに面白く取ってくれてウケています。
例えば動画を見てもらうと分かるのですが、女性審査員の一人であるアリーシャさんが
「今日することはあなたの日常の仕事?」
という質問をされています、それに応えるべく、
「いいえ、この自転車で・・」(世界を回り、路上で芸をしているのです)というように解説しようとしたのですが、
仕事とやることを聞いているのに、「いいえ、これは私の自転車で」
という返答がやたらにウケてしまい、続きが言えなくなってます。
動画を注意深く見ていただくと「いいえ、これは私の自転車で、and」とつなげようとしているのが分かります。
しかし会場の雰囲気がこの返答で柔らかくなったのを感じました。
パフォーマンスの解説も細かいところがあるのですが、とにかく無事にミスなく終了。
審査員席に目をやると既に審査員が席を立ってスタンディングオベーションをしてくれているではありませんか、辛口審査で有名なサイモンさんも立っている!
うわっ、となりました。
そこにステージから戻ったアリシャーさんもスタンディングに加わってくれて審査員4人すべてがスタンディングでした。
これはYesが4つもらえるかなと思った瞬間でした。
審査員の審査が始まりYesが続いているのを聞いていると、自分の後ろでドタドタと駆け足する音が聞こえました。
このステージで聞こえる駆け足、そうです、アントアンドデック以外にいません。そしてアントアンドデックが審査の途中でステージに出てくるということは!
これはもしかして!!!
はい、彼らは審査員席に降りていきテーブルに腰かけて、こちらを振り向きゴールデンブザーを押しました。
うわっ~~~!
今までYoutubeで他の人がゴールデンブザーをもらうシーンは幾度となく見てきました、特にBritain’s got talentのゴールデンブザーのシーンは感動的でよく覚えていました、それが自分に押されるとは!!!見ていた動画の通り頭上から金色の紙吹雪が舞います。
興奮というか喜びというかがマックスで現実味があまりなく思考回路はふっとび、ここからステージ上での記憶は本当にあいまいです。
ほぼ自動操縦で対応しています。最後にアントが
「ケイイチ、そろそろ時間だ」といってステージ脇に呼び込まれたのは覚えています。
とここまでが大まかにゴールデンブザーを頂いた時の状況というか心境です。
百聞は一見にしかずです、Britain’s got talentの公式ページから動画が公開されています。
また出演してから1日もせずにジャパン・トップ・タレントの@ジェフさんが和訳を動画に掲載してくれて、日本語字幕でも視聴できます。
とにかく憧れの舞台で想像していなかったゴールデンブザーを頂き、本当に大満足なステージとなりました。
もう本当に観客の皆まさ、そして審査員の皆様、アントアンドデックに多大なる感謝しかありません。
本当にありがとうございました!
というわけで本日もオチもなく終了です。
<関連リンク>
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