アジアとヨーロッパにまたがる巨大都市イスタンブールには2つの国際空港があります。
一つは2019年4月から利用開始した新しいイスタンブール空港、そしてもう一つがサビハ・ギョクチェン空港です。
今回はサビハ・ギョクチェン空港からマルマライ鉄道を利用してイスタンブール市内に行く方法です。
2つの空港
既述しましたが、イスタンブールには主要な空港が2つあります。
イスタンブール空港は以前のアタチュルク空港から2019年に完全に移行した新しい空港です。
世界でも最大級の大きさを誇りヨーロッパとアジアを結ぶハブ空港的な役割を目指しています。
イスタンブール空港はイスタンブールのヨーロッパ側の北西に位置し、黒海沿いにあります。
一方、サビハ・ギョクチェン国際空港はアジア側西へ40㎞ほどのところにあります。
サビハ・ギョクチェンという名はトルコ初代大統領の養女であり、トルコ最初の女性パイロットとなったサビハ・ギョクチェンにちなんでつけられた名前です。
今回はこのサビハ・ギョクチェン国際空港からマルマライ鉄道を利用してイスタンブール市内に行く方法です。
マルマライ鉄道
イスタンブールはボスボラス海峡を挟んでアジア側とヨーロッパ側に分かれています。
このボスポラス海峡を横断する方法は、橋、水上バス、そして海峡の海底を通過するマルマライ鉄道を利用する方法です。
橋、水上バス、鉄道と3つの方法で最も横断が早いのが鉄道です。
サビハ・ギョクチェン国際空港からこのマルマライ鉄道を利用してイスタンブール市内に向かう方法があります。
このサイトではサビハ・ギョクチェン空港から市内へ向かう方法について以前の記事で書いています。
→トルコ国外からサビハ・ギョクチェン空港着市内までの2ステップ
バス＋鉄道
マルマライ鉄道はイスタンブール市の南部、マルマラ沿岸に沿って走っている鉄道です。
対してサビハ・ギョクチェン空港は内陸に入っているので、マルマライ鉄道に乗るためには公共のバスを利用する必要があります。
ステップは3つです。
・空港から公共バスで「Pendik」まで
・バス停からマルマライ鉄道の駅まで徒歩
・マルマライ鉄道の「Pendek」駅から乗車
という流れです。
マルマライ鉄道に乗車してしまえば、イスタンブールのアジア側であろうとヨーロッパ側であろうと問題はありません。
バスに乗車する
マルマライ鉄道は空港に乗り入れていないのでマルマライ鉄道の駅まで公共バスで向かいます。
バス停は到着の建物を出た正面を進んだところにあります。
ここで「E-9」番のバスを探します。バス停がいくつか並んでいますが、その中に下のようなバス停の案内があります。
E-9のバスが停車していたら乗り込みます。イスタンブールでバスの乗車にはイスタンブールカードが必要です。
イスタンブールカードはバス停にある、黄色い自動販売機で購入できます。2021年6月の時点で10リラ130円ほどです。
イスタンブールカードの自販機はお釣りがでないので投入した金額がカードにチャージされてしまします。
イスタンブール市内に行くには
・イスタンブールカード10リラ130円
・公共バス7リラ＋マルマライ鉄道7リラの14リラ 180円
30リラ390円でイスタンブールカードと20リラ、チャージで市内に行けます。
→イスタンブールを観光するならイスタンブールカードを購入するしかない
2021年6月コロナ禍のためイスタンブールカードとHESコードの連携が必要です。
E-7のバスの時刻表は2021年6月の時点は下の写真でした。
バスを下車して徒歩
E-9番のバスに乗車したら「Mostar Köprüsü」の停留所で下車します。バスの停留所の位置の名前は分かりにくいのでスマートフォンなどのGPSで下の地図と照らし合わせると下車の停留所が分かり易くなります。
乗車時間は交通渋滞の状況によりますが30~40分です。
地下鉄4号線M4に乗る場合は手前のバス停で降ります。
マルマライ鉄道に接続するバス停は空港から乗車した人が降りるので目安になります。
バス停を下車してマルマライ鉄道の駅までおよそ10分くらい歩く必要があります。
マルマライ鉄道に乗る人が多いので、それらの人について行くと簡単に行けます。誰もいなかった場合は下の道順を参考にしてください。
・道順
バス停で下車したらバスが走ってきた道ではなく街の中心に向かう道に進みます。
進んでいくと、右手に下の写真のモスクが見えてきます。
モスクを通り過ぎたところで右に曲がります。歩行者専用道になっています、この道をずっと真っすぐ進みます。
進んでいると行き止まりに駅があります。マルマライ鉄道はイスタンブールカードで乗車できます。
ここからマルマライ鉄道に乗車できます。イスタンブール市内の方向は「Halkalı」方面です。
マルマライ鉄道は複数の地下鉄に接続しています。ヨーロッパ側へも海底トンネルで行きます。
詳しい路線図は公式サイトから見られます。
→ボスポラス海峡を横断するMarmarayマルマライ鉄道乗り方、料金
返金は下車した改札でたところにある下の写真の返金機にイスタンブールカードをかざすことで受け取れます。
「Pendik」駅から、ヨーロッパ側の「Yenikap」駅までおよそ50分です。
以上がサビハ・ギョクチェン空港からマルマライ鉄道を利用してのイスタンブール市内への行き方でした。
今回は以上です。
＜関連リンク＞
サビハ・ギョクチェン国際空港から市内へ地下鉄で行く方法
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