サビハ・ギョクチェン空港へマルマライ鉄道で行く方法

アジアとヨーロッパを繋ぐ都市イスタンブールには2つの主要空港があります。

一つは2019年に利用が開始された世界最大規模のイスタンブール空港、もう一つがサビハ・ギョクチェン国際空港です。

各空港には地下鉄が連結する予定ですが、2021年6月の時点では工事中です。

今回はサビハ・ギョクチェン空港にマルマライ鉄道を利用してアクセスする方法です。

イスタンブールにあるサビハ・ギョクチェン国際空港
【写真】イスタンブールにあるサビハ・ギョクチェン国際空港
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巨大都市イスタンブール

トルコ最大の都市であるイスタンブールは人口1500万人を超える世界でも有数の巨大都市です。

よくトルコの首都と間違えられますが、トルコの首都はアンカラです。

イスタンブールは古来より東洋と西洋の交わる交差点として発展してきました。現在でもイスタンブールはボスポラス海峡を挟んでアジア側とヨーロッパ側に分かれています。

イスタンブールはボスポラス海峡を挟みアジアとヨーロッパ側がある
【写真】イスタンブールはボスポラス海峡を挟みアジアとヨーロッパ側がある

新しいイスタンブール空港はヨーロッパの黒海側にあり、サビハ・ギョクチェン空港はアジア側にあります。

このイスタンブールを分断しているボスポラス海峡を横断する方法は、橋、水上バス、そして海峡の海底を走るマルマライ鉄道があります。

今回はこのボスポラス海峡横断するマルマライ鉄道を利用してサビハ・ギョクチェン空港に行く方法です。

マルマライ鉄道

マルマライ鉄道は2013年に開通した海峡の海底を通過する鉄道です。それ以前は水上バスと橋以外では行き来できなかった、ボスポラス海峡を鉄道で横断できるようになりました。

マルマライ鉄道がボスポラス海峡を横断
【写真】マルマライ鉄道がボスポラス海峡を横断

現在ではボスポラス海峡を横断する最も早い乗り物がマルマライ鉄道です。

マルマライ鉄道は西は「Halkalı」駅から「Gebze 」駅をマルマラ沿岸に沿って走っている鉄道です。

複数の地下鉄にも連結しているのでヨーロッパ側とアジア側を行き来するのにとても便利な路線です。

乗車にはイスタンブールカードを利用して乗車できますが、「最大料金を支払い」下車後に「返金を受け取る」という独自のスタイルなので旅行者は気を付けてください。返金を受け取らないと常に「最大料金を支払っている」状態になります。

マルマライ鉄道の乗車方法については以前の記事を参考にしてください。

ボスポラス海峡を横断するMarmarayマルマライ鉄道乗り方、料金

空港へはシャトルバスが簡単

イスタンブール空港もサビハギョクチェン空港もイスタンブール市内から40㎞ほど離れています。またどちらも地下鉄の乗り入れの予定がありますが、工事中です。

現在の主な市内への移動手段は空港と市内を繋ぐシャトルバスの利用となっています。

サビハ・ギョクチェン国際空港とイスタンブール市内を結ぶシャトルバスはHavabusと呼ばれ、空港と市内をおよそ90分、24リラで結んでいます。

HAVABUSが空港と市内を結ぶ
【写真】HAVABUSが空港と市内を結ぶ

詳しくは以前の記事を参考にしてください。

【最新時刻表】サビハギョクチェン空港から市内へシャトルバス最新時刻表

トルコ国外からサビハ・ギョクチェン空港着市内までの2ステップ

また地下鉄でもサビハ・ギョクチェン空港に向かえますが、最終的には公共バスを利用します。

サビハ・ギョクチェン空港へ地下鉄とバスで行く方法

マルマライ鉄道で空港へ

サビハ・ギョクチェン空港へは地下鉄の4号線M4が乗り入れ予定ですが、2021年6月の時点ではまだ工事中です。

2021年サビハ・ギョクチェン空港に地下鉄4号線M4は開通するのか

またマルマライ鉄道の場合はサビハ・ギョクチェン空港最寄りの駅まで行き、下車後に公共のバスに乗り換える必要があります。

大まかの流れとしては以下です。

・マルマライ鉄道駅「Pendik」駅で下車

・徒歩でバス停まで歩く、およそ10分

・E-9番バスに乗り空港下車

となります。

順番に解説します。

Pendik駅下車

マルマライ鉄道の「Pendik」駅で下車します。地下鉄4号線の駅にも同名の駅があるので気をつけてください。

マルマライ鉄道の「Pendik」駅は下の地図の場所です。

 マルマライ鉄道の「Pendik」駅は、地下鉄2号線M2と接続するヨーロッパ側の「Yenikapı」駅までおよそ1時間です。

マルマライ鉄道「Pedik」駅で下車する
【写真】マルマライ鉄道「Pedik」駅で下車する

 マルマライ鉄道は下車後改札を出てから返金がありますので、必ずイスタンブールカードを返金機にかざします。

マルマライ鉄道は返金を忘れないように
【写真】マルマライ鉄道は返金を忘れないように

バス停まで徒歩

 Pendik駅で下車すると駅は下の地図のように街の北部にあります、バス停まで徒歩でおよそ10分ほど離れています。

 

 駅を下車して正面の歩行者専用道を進みます。

Pendik駅を地上に出て正面の歩行者道を進む
【写真】Pendik駅を地上に出て正面の歩行者道を進む

 歩行者道を進んでいくと左手に下の写真のようなモスクがあります。ここを左に曲がります。

左手にモスクが見えるのでそこを左に曲がる
【写真】左手にモスクが見えるのでそこを左に曲がる

 左に曲がった道を真っすぐ進むと正面にバス停が見えてきます。

モスクを左に曲がり真っすぐ進む
【写真】モスクを左に曲がり真っすぐ進む

 バス停が見えてきます、サビハギョクチェン行きは道路を挟んだ向かい側。道路を横断する必要があります。

道の向かい側にバス停が見える
【写真】道の向かい側にバス停が見える

 これでバス停に到着です。

E-9番バスに乗車

 バス停でE-9番のバスが来るのを待ちます。

 E-9番バスが来たら乗車します。料金は7リラ90円となっています。

E-9番のバスに乗車する
【写真】E-9番のバスに乗車する

 終点がサビハ・ギョクチェン国際空港です。交通状況にもよりますがおよそ30分で到着です。

E-9のバスはサビハ・ギョクチェン国際空港の出発口前に停車
【写真】E-9のバスはサビハ・ギョクチェン国際空港の出発口前に停車

 マルマライ鉄道沿線から空港を目指す方はこの方法で空港に行けます。ただし、マルマライの駅からバス停まで徒歩で10分ほどかかるので荷物移動が大変な場合はお勧めできません。

 今回は以上です。

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