15 イタリア回遊編

怪しいメール

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 話は約1年前、2014年の年末にさかのぼったところから始まります。

 突如一通の英語のメールが届きました。

 差出人はハッサン、内容は

「ドバイトラベラーズフェスティバル招待」

というような書き出しです。なんだよくあるジャンクメールかとゴミ箱に移動しようとしたのですが、宛名が「KeiichiIwasaki」と正確にフルネームが記載されている。

 普通の迷惑メールは不特定多数に出しているために名指しで送られてくることはない。

 「なんだろう?」

メールを開いてみると。長い。要約すると

「TRAVELERS FEASTVAL ドバイで旅行者祭りが開催されることになりました、つきまして来ませんか?」

 みたいな。招待ではなく、勧誘ではないか。

招待と勧誘では雲泥の差がある。招待は向こうが「是非いらしてください」というもの、勧誘は「来てみてはどうでしょうか?」というような類のもの。

 それからメールに添付されていた、予定参加者一覧に何気なく目を通す。

 旅行フェスティバルという割には冒険?が入っているんじゃね?というような参加者。何かニュースで見たことのある人が何人もいる。おいおい、とリストを見入る。

【写真】16歳のオランダ人が単独ヨット世界一周とか。

【写真】16歳のオランダ人が単独ヨット世界一周とか。


・16歳でヨットで世界一周を試みたオランダの女性。
・世界初の女性3海洋人力横断者。
・13年かけて人力だけで世界一周したイギリス人男性。
・モンゴルからハンガリーまで馬で旅行した人。
・車椅子で48,000km以上移動、世界一周したイギリス人。
・9年間かけて自転車で234の国と地域を訪れたジュンベル・レジャベさん。
・20年かけて馬で25000km以上旅行をしたドイツ人。
・日本から80歳でエベレストに登頂した三浦氏。
などなど。まだまだいるのである。

 何人かは日本語のニュースにもなっていたので見たことがある。

 自転車旅行者のジュンベル・レジャベさんはグルジアで実際にお会いした。想像を絶する自転車旅行者である。

【写真】世界200以上の国と地域を訪れたジュンベルさん。

【写真】世界200以上の国と地域を訪れたジュンベルさん。


 また日本からの三浦氏も日本では大きく取り上げられ、エベレスト最高齢者登頂のギネスレコードを持っている。

メールに記載されていた、ホームページのリンクを辿ると一応、
「ドバイトラベラーズフェスティバル」というページが出てきた。少し胡散臭い感じのするページであるが。

 参加者リストを見て、行きたいな~とは思うものの、わざわざ行くのも旅費がいくらかかるかも不明だし。この旅行中に飛行機に乗る気は毛頭なかったので丁寧にお断りのメールを出した。

 ハッサンからの返信はなかった。

「了解」位のメールの返信をしてくれてもよいのにな~と。

 そんなメールのやり取りをスッカリ忘れていた、ひと月後。

 再びハッサンからメールが届いた。

 今度のタイトルは

「コングラチュレーション!(おめでとう!)」

 なんだ、なんだ、ひと月も返信を放置しておいて、何がおめでたいのか?」とメールを開くと、今度の内容はこうである。

 「Dear(親愛なる) Iwasaki」と文書の最初からやたらに丁寧だ。

 「あなたはドバイトラベラーズフェスティバルの参加者として委員会に選ばれました。つきましては12月8日にドバイにどの都市から向かうか教えてください」というような内容であった。

 このメールが届いたのが12月1日、フェスティバルの開催が7日から。

 これを読んですぐに思ったのが「先のリストの参加者にキャンセルが出て急遽人数合わせに呼ばれたのか」ということ。

 それにしても急すぎる。一週間後にドバイに来てくれというのだ、うーん、心の準備がというか、飛行機を使いたくない、しかしチケット、ホテルを用意してくれるというのも魅力的であるという、葛藤。

 しかしやはり急すぎ、飛行機を使いたくないというのが最終的に心の中で勝り、ハッサンには

 「あまりに急のことで準備が間に合いません、またの機会に」

と丁寧に返信をした。またもハッサンから返事はなし。

 これが2014年12月2日の出来事だった。  

 

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