ガンガー

インドで「ガンジス河」は「ガンガー」と呼ばれる。

ガンジス河はインドにあるから呼び方は「ガンガー」がオリジナルになる、でも日本人には馴染みがないので「ガンジス河」と呼ぼう。

あぁややこしい。

これはヒンドゥ教の「川の女神」の名前から来ているとのことだ。「ベナレス」はガンジス河沿いにあるヒンドゥ教の一大聖地であり、ヒンドゥ教徒にとってはここを訪れるのが夢である。

そして実際多くの巡礼者が訪れているのがベナレスに来ると一目瞭然にわかる。

絶え間なくやって来る巡礼者達がこの河で沐浴をし、祈りを捧げる姿が日常的に見られるからだ。

またガンジス河はヒンドゥ教徒にとっては聖なる河だが、ここに住む人には生活に不可欠な水場なのだ。

熱心にお祈りをする人がいるガート(お祈り場)から少し離れると、洗濯をする人、体を洗う人、子供達は高いところから飛び込んで水遊びをしている。

またガンジス河は死体を焼いてその灰を河に流すことで有名だが、同時に下水道も容赦なく流れ込んでいる。

ここ訪れた当初、「神の河を下る」のはヒンドゥ教徒に対して何らかの問題があるのではないかと心配したが、私が話した地元に暮らしているヒンドゥ教徒達は

「そりゃ面白そうだ、やってみろ」

と何の問題もなさそう、インド人は色々な意味で寛大だ。そういえばヒンドゥ教で崇拝の対象とされる牛も叩かれたり、邪険に扱われたりしている光景をよく見た。

そんなベナレスに着いてあっという間に4日が過ぎた。船で下る計画は思いの外進まず、「早くしないと」気持ちは焦るのだが、時間だけがどんどん過ぎて行く。

今日は自転車旅行者のイチカワ君に会って、インドの詳細な地図をコピーさせてもらった。

この地図は河沿いの町の名前も分かる。ここベナレスを離れるとガンジス河は益々巨大な流れになり、バングラディシュに流れ込む。

河に国境はないと思うが、一応不法入国をしないように注意したい。カルカッタ手前から主流を外れ支流に入ることになると思う。その支流が分かるかが重要だ。

標識は無いし、誰か教えてくれる道案内の人がいるわけでもないのだから。

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