イタリア南部 プーリア州レッチェで食べるべき4つのお勧めローカルフード

イタリア南のフィレンツェと称されるプーリア州レッチェのローカルフードを紹介します。

ここで紹介する4品はレッチェを訪れた際には食べておいた方がよいだろうと思われるものです。

レッチェを訪れた際に食べておいた方がよいものとは?
【写真】レッチェを訪れた際に食べておいた方がよいものとは?
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レッチェ

既述しましたが、レッチェは南のフィレンツェとも呼ばれるほどバロック形式の建造物が街中に点在しており、古くは紀元前からの歴史があります。

多くのバロック形式の建物がある
【写真】多くのバロック形式の建物がある

ローマやフィレンツェに比べると名前を聞いたことのない街かもしれませんが、イタリア国内からの旅行者は多く、特にバカンスシーズンである夏は多くの人で賑わいます。
レッチェはブーツの形をしたイタリアのかかと部分のプーリア州の更に南の部分、サレント半島と呼ばれる半島の中心に位置しています。

レッチェにはいくつか地方特有の食べ物があります。

パスティチョット

パスティチョットだと名前も聞いたことがないかもしれません。イタリア語ではPasticciottoと書きます。

レッチェのローカルフード、パスティチョット
【写真】レッチェのローカルフード、パスティチョット

これはタルト風味の生地の中にカスタードクリームやチョコクリームを入れて焼き上げたものです。

パスティチョットのカスタード
【写真】パスティチョットのカスタード

このパスティチョットデザートとして食べてもよいですが、日中でも食べられます。

結構ボリュームがあるので食事前には食べない方がよいかもしれません。

レッチェのバールなどでよく見かけますが、サン・オロンツォ広場の近くにあるジェラート屋ナターレNataleで購入できます。

お値段は一つ2ユーロおよそ240円ほどです。
ナターレのパスティチョットはカスタードが中に入っていますが、お店によってはマーマレードや、ヌッテラ(イタリアのチョコクリーム)が入ったものを置いている店もあります。

レッチェの人はパスティチョットを朝食べる人もいるようです。

レッチェの街を散策しながらパスティチョットをつまんでみてください。
イタリア語のWIKIもあります(イタリア語)→https://it.wikipedia.org/wiki/Pasticciotto

ルスティコ

パスティチョットの次は、ルスティコRusticoと呼ばれるパイ生地のローカルフードです。

ルスティコ、レッチェ
【写真】ルスティコ、レッチェ

直径10センチくらいの円形をしていて、パイ生地が何層にもなっており、中にモッツァレラチーズなどが詰まっています。

ルスティコの中にはモッツアレラチーズ
【写真】ルスティコの中にはモッツアレラチーズ

パスティチョット同様にルスティコの中身にもバリエーションがり、ホウレンソウやトマトソースのなどのものもあります。
ロスティコはレッチェのバールにおいてあります。大抵は朝焼いているので午後はないかもしれません。
また焼きたての暖かいうちのほうが断然においしく感じます。

ルスティコのWIKiペディアは(イタリア語)→https://it.wikipedia.org/wiki/Rustico_(gastronomia)

イタリア語が話せると旅行が更に楽しくなります

タラリーノ

タラリーノはカンパニア州やプーリア州の固焼きのパンです。パンと言っても大きくなく。直径3センチくらいの小さいものが多く、スナックや飲み物のおつまみといった感じで食べられます。

プーリアの固焼きパン、タラリーノ
【写真】プーリアの固焼きパン、タラリーノ

レッチェ付近ではよく見かけます、特にお土産屋にはこのタラリーノが必ず置いてあるといっても過言ではないくらいです。
タラリーノは甘いものから塩味、ピスタチオを入れて焼いたものなど多くのバリエーションがあります。

レッチェのお土産に最適タラリーノ
【写真】レッチェのお土産に最適タラリーノ

乾物でお土産に向いているようです。

上記のパスティチョットやロスティニは持ち帰ることができませんが、タラリーノは袋に入って売られいてるのでお土産を考えている人にはぴったりです。
レッチェの街を歩いているとタラリーノを手籠を持った人に「試食しませんか?」と話しかけられることがあります。

タラリーノ専門のお土産屋には数多くの味のタラリーノがあります。

一つはセント・イレーナ教会の近くにあるLa Casa del Tarallinoです。


タラリーノのWIKIは(日本語)→https://ja.wikipedia.org/wiki/タラリーノ

カフェ・コン・ギアッチョ

最後は食べ物ではありません。レッチェ特有のカフェの紹介です。このカフェもレッチェでしか味わえないので、レッチェを訪れた際には注文してみてください。
正確には
カフェ・コン・ギアッチョ・コン・ラッテ・ディ・マンドラです。イタリア語でCaffè con ghiaccio con latte di mandorla
となっています。これは通常のエスプレッソに氷を加えたもの、カフェ コン ギアッチョ

エスプレッソにコーヒーでカフェコンギアッチョ
【写真】エスプレッソにコーヒーでカフェコンギアッチョ

更にアーモンドミルクを加えたものです。
これはカフェ・レッチェーゼと言われるほど、レッチェでの特有のカフェの飲み方です。

Caffè con ghiaccio con latte di mandorla
【写真】レッチェ特有のCaffè con ghiaccio con latte di mandorla

氷とカフェの下に白い層が見えますが、これがアーモンドミルクになっています。アーモンドミルクは独特の甘さがあり、これとアイスコーヒーを混ぜて飲みます。

イタリアでは多くのカフェが飲まれていますが、この飲み方をするのはレッチェのみと言ってもよいでしょう。

旅行者にはアーモンドラッテが少し甘すぎという場合はカフェ・コン・ギアッチョのみ、アイスコーヒーのみにしてもよいかもしれません。

これに普通のミルクを足したものにすると日本人好みのアイス・カフェ・ラッテになります。

カフェ・コン・ギアッチョはイタリアの他の地方では注文すると「何それ?」と不思議顔をされるかもしれませんが、レッチェではどこのバールでも通じるメニューです。

暑いレッチェの街での休憩のひと時にいかがでしょうか。

組み合わせて注文

以上4つのレッチェのローカルフードでした。

レッチェ観光の際にはこれらを組み合わせて注文してもよいかもしれません。

著者は甘くないルスティコとカフェ・コン・ギアッチョの普通のラッテでよく注文していました。

ルスティコとアイスコーヒーの組み合わせ
【写真】ルスティコとアイスコーヒーの組み合わせ

レッチェでしか味わえないものを楽しんでください。

今回は以上です。
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