インターネットが普及した現在、旅行の仕方も以前と少しずつ変わってきています。
またインターネットだけでなく、テクノロジーの発展も旅行の方法に影響を与えています。
今回はこのインターネットとテクノロジーの組み合わせで利用できる立ち乗りスクーターの利用方法です。

イタリアでもよく見かける
イタリアでは以前からレンタルのセグウェイはありましたが、近年はこのセグウェイよりもアプリで気軽にレンタルできる立ち乗りスクーターが人気の様です。

セグウェイは一つを通じてレンタルするのですが、立ち乗りスクーターの場合はスマートフォンとアプリ、そしてインターネット接続があれば、誰でも、どこでも気軽にレンタルできます。

またセグウェイの場合はレンタルした場所に戻すのが原則ですが、立ち乗りスクーターの場合は指定エリア内であればどこでも返却が可能です。
これも気軽に借りられる大きな要因です。
今回はこの立ち乗りスクーターのレンタルの流れを解説します。
立ち乗りスクーターとは
立ち乗りスクーターとは日本語のウィキペディアに解説があります。
立ち乗りスクーター(たちのりスクーター)とは、ガソリンエンジンや電気モーターで走行する、座席を持たないスクーターである(引用:ウィペディア)
これによると電動機が付いた座席のない乗り物は立ち乗りスクーターと呼ばれるようです。他にもキックボードや、キックスクーターとも呼べるようです。
今回は特に下の写真のような、前後輪のついた、立ち乗りスクーターのレンタル方法です。

この電動式の立ち乗りスクーターは歩くには少し遠いかなという距離の移動にとても便利です。
レンタルの大まかな流れ
イタリアにはこの立ち乗りスクーターのレンタル会社がいくつかありますが、大まかな流れは一緒で4つのステップでレンタルから返却まで行えます。
1.スマートフォンにアプリをインストールする
2.登録、料金をチャージする
3.レンタルする
4.返却する
それぞれを順番に解説します。
また立ち乗りスクーターをレンタルするにはインターネットの接続が必要になります。
短期滞在であればポケットWIFI、または日本でSIMを購入してくる方法
中期から長期滞在であれば現地のSIMを購入してしまうのが便利です。
アプリをインストールする
立ち乗りスクーターをレンタルする最初のステップはアプリのインストールです。
iPhoneでもアンドロイドでもどちらのアプリも用意されているので、これをインストールします。
大抵はレンタルしようとする立ち乗りスクーターのどこかにアプリのインストール先のQRコードが掲載されています。

上の写真はBIT社の立ち乗りスクーターですがReby社の立ち乗りスクーターも同様にQRコードが掲載されています。
アプリは無料です。アプリがインストールできたらステップ1は終了です。
登録そしてチャージ
インストールしたアプリを起動します。
まずはメールアドレス、パスワード、そして電話番号の登録が必要になります。

イタリア語か英語での登録になります。
電話番号の登録は、登録した電話番号に認証番号が送られてくるので、その番号を入力することで認証できます。
無事に登録ができたら、次はチャージの方法を選び、使用料金を前もって支払います。これはチャージという形でストックされ、残金が表示されます。

BIT社は5ユーロからチャージできますが、Redy社は10ユーロ1300円からです。

この時にオートチャージAuto chargeを選択していると、残金が少なくなった時に自動にチャージされるようになるので、自動にチャージされたくない人はこれをオフにしておきます。
アプリの登録、そしてチャージができたらステップ2は終了です。
レンタルする
ステップ2が終了すると、すぐにレンタルができます。
どこかに停車している立ち乗りスクーターを見つけ、アプリを開きます。
「RENTAL」をクリックすると、QRコードを読み込み画面になるので、スクーターのハンドル部にあるQRコードを読み込みます。
このQRコード読み込み画面からハンドルのQRコードを読み込みます。

これで立ち乗りスクーターのロックが解除になります。

これで利用開始です。立ち乗りスクーターにのり、右側のハンドルについているアクセルを下方向に押すとスクーターが前に進みます。
返却
返却場所は指定ゾーン内であればどこでも可能な場合と、指定ゾーン外であれば所定の位置での返却が可能です。

返却エリア内に返却し、BIT社も、Redy社も返却場所の写真の撮影が必要です。
返却時に場所の撮影に切り替わりますので、停車した立ち乗りスクーターと周囲の写真を一緒に撮影した写真を撮影します。
指示通りのアップロードすれば返却終了です。
料金がチャージしていた分から引かれます。これはアプリで確認が可能です。
以上がイタリアでの立ち乗りスクーターのレンタル方法でした。
歩くには少し遠いという場合には利用してみてください。
今回は以上です。
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