人口1500万人を抱える巨大都市イスタンブール。
イスタンブールには地下鉄やバスをはじめ様々な公共機関があります。
今回は世界で2番目に開通した歴史ある地下鉄テュネルの乗り方です。
イスタンブール地下鉄網
人口1500万人を超える大都市イスタンブールには7路線の地下鉄、3路線のケーブルカーがあります。
地下鉄は地下を走る鉄道ですが、ケーブルカーは文字通りケーブルによる牽引で運行します。
今回のテュネルもケーブルカーです。
テュネルとは
テュネルとはトルコ語でTünelであり、トンネルの意味です。
そしてこのトンネルという意味が現在のイスタンブールでのケーブルカーを意味しています。テュネルは路線名では「F2」と表示されます。
テュネルはシシハネ駅があるベイオールとボスボラス海峡沿いのカラキョイを結んでいます。
テュネルが発着するベイオールには地下鉄2号線M2とイスティクラル通りを行き来するトラムT2M2に接続できます。もう一方のカラキョイはトラム1号線T1に接続できます。
全長は573メートルです。なぜこの距離を行き来をしているか?実際に行くと分かりますが、ベイオールとボスポラス海峡沿いのカラキョイでは高低差が60mほどあります。
つまりテュネルはこの高低差のある区間の運搬をしているのです。
距離は1㎞も満たないので乗車時間はおよそ2分です。
歴史のあるテュネル
2020年このテュネルの先頭車両を見てみてもらうとわかりますが「145Years」と書いてあります。
このテュネルは先にも書きましたが、世界で2番に古い地下鉄とされています。ベイオールの駅にはこのテュネルの解説がありますが、下の写真にあるように完成が1874年、開業が1975年となっています。日本の元号では1975年が明治8年になります。
1975年の開業からすると、2020年はちょうど145年になるわけです。
テュネルの駅
テュネルはベイオールとカラキョイを繋いでおり、途中に駅がないのでこの二つの駅のみになります。
・ベイオール駅
地下鉄2号線M2の駅近く、イスティクラル通りにある駅です。
一見すると駅に見えないような駅です。
・カラキョイ駅
カラキョイの駅も一見すると分かりにくいです。
地図で見ると
ストリートビューは
カラキョイの駅も一見すると駅に見えません。
正面から見ても分かりにくい駅になっています。
テュネルの乗り方
テュネルもイスタンブールカードで乗車できます。
イスタンブール市内の公共交通機関はこのイスタンブールカードでほぼ乗車できます。イスタンブールカードの購入方法、チャージ方法などは以前の記事に書いていますので参考にしてください。
テュネルの乗車料金は3.5リラおよそ46円となっています。
テュネルに乗車し、出発するまで待ちます。途中の停車駅はないので止まったら到着です。下車します。
いかがでしたが、イスタンブールを訪れた際には世界で2番目に古い地下鉄に乗車してみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。
<関連リンク>
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