第三ボスポラス海峡が見える絶景ポイント・ヨロス城

 トルコ最大との都市イスタンブール。

 古くから東洋と西洋の交わる街として栄えてきました。

 現在は都市ですが、多くの歴史的な観光名所も有しています。

 今回はその一つであるヨロス城についてです。

イスタンブール訪れたら、行きたいブルーモスク
【写真】イスタンブール訪れたら、行きたいブルーモスク
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イスタンブールの世界遺産

 イスタンブールにはユネスコに登録された世界遺産があります。

 世界遺産に認定されているのは歴史的な建造物群であり、多くはヨーロッパ側の旧市街に現存している建築物です。

ビザンツ時代の最高技術を用いて建設されたアヤソフィア
【写真】ビザンツ時代の最高技術を用いて建設されたアヤソフィア

 イスタンブールの歴史は長く、紀元前7世紀ころにギリシャ人が入植者達といわれており、主に世界遺産に指定されている建造物は4世紀以降の東ローマ時代からオスマン帝国時代のものとなっています。

トプカプ宮殿の模型
【写真】旧市街にあるトプカプ宮殿の模型

 今回のヨロス城はイスタンブールの市内から少し離れた黒海近くの小高い丘にあります。

ヨロス城

ヨロス城はアナドルカバギAnadolu Kavağıと呼ばれるボスポラス海峡の幅が狭くなっている地域にあります。

 地図を見るとイスタンブールの中止からかなり北にあり、黒海のすぐそばにあることが分かります。

 ボスポラス海峡は黒海と地中海を繋ぐ要衝であり、ここを監視、管理することにより貿易などが優位に進められます。

 東ローマ時代に建設されたとされ、15世紀にはジェノバ共和国が所有していたためにジェノバ城とも呼ばれます。

ヨロス城の跡遺跡
【写真】ヨロス城の跡遺跡

 ボスポラス海峡が狭まる地点にあり小高いジョシュアの丘にあるので海峡を行き来する船を見渡せます。

 また2016年に開通したボスポラス海峡最北の橋、ヤウズ・スルタン・セリム橋を一望できます。

ヤウズ・スルタン・セリム橋
【写真】ヨロス城跡からヤウズ・スルタン・セリム橋を一望できる

 ボスポラス海峡にかかる橋は3本あり、第一大橋や第二大橋はイスタンブール市内に近いので利用する機会がありますが、この第三大橋であるヤウズ・スルタン・セリム橋はなかなか利用する機会もありません。

 →ボスポラス海峡の橋3本

行き方

 ヨロス城は丘の上にありますので、バスなどではアクセスできません。最も良い方法は丘の近くまで水上バスおよびバスでアクセスし、そこからは徒歩で丘を登ることになります。

 ウシュクダルから水上バスでアナドルカバギAnadolu Kavağıまでの便に乗ることができます。

 アナドルカバギの水上バス停までくれば、そこから徒歩で丘にアクセスできます。

アナドルカバギの水上バス停留所
【写真】アナドルカバギの水上バス停留所

 アナドルカバギの水上バス停から徒歩で20分~30分です。丘なので登りが多くなります。

道路標識の「Yoros Kalesi」に従う
【写真】道路標識の「Yoros Kalesi」に従う

 舗装道を標識に従って歩き、下の写真のようなところから登ります。

舗装道路を外れ赤い矢印の階段を上っていく
【写真】舗装道路を外れ赤い矢印の階段を上っていく

 

舗装道路から赤い矢印の道へ
【写真】舗装道路から赤い矢印の道へ

 ここからは階段や細い道になりますが、道なりに上へ上へと進むとヨロス城に到着します。

階段と細道を上っていくとヨロス城跡に到着
【写真】階段と細道を上っていくとヨロス城跡に到着

 ヨロス城跡は展望がよく、ボスポラス第三大橋やその向こうに黒海が見えます。

ヨロス城は丘の上にあるので展望がよい
【写真】ヨロス城は丘の上にあるので展望がよい

 イスタンブール市内からは少し離れていますが、静かで展望の良いところです。

 機会がありましたら是非訪れてみてください。

 今回は以上です。

<関連リンク>
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タクシムからブルーモスクへの行き方フニキュレルF1とトラムT1利用

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