インターネットが普及し、誰もがスマートフォンを持つ時代になりました。
観光地でのレンタルの自転車は以前からありますが、スマートフォンのアプリを利用しより簡単に利用できるようなレンタル自転車が登場しています。
今回はイタリアでのレンタルサイクルを実際に利用してみました、その方法を解説します。
これまでのレンタルサイクル
インターネットや、スマートフォンが普及する以前のレンタルサイクルと言えば、レンタルサイクル屋に行き、身分証明書と引き換えに自転車をかり、そしてまたそのレンタルサイクル屋に自転車を返すというのが定番でした。
利用した時間に応じて料金を支払い、レンタルは完了です。
ところがインターネットが常時接続可能となり、スマートフォンが普及した現代では、スマートフォンのアプリを利用し、レンタルした自転車を他のパーキング場所に停車することでレンタルが完了というシステムになっています。
分かりにくいので具体的に例をあげます。
バスを降りたバスステーションのレンタルバイク駐車場からアプリを使い自転車をレンタルします。
そして市の中心まで行き、中止にあるレンタルバイクの駐車場に自転車を駐輪し、これでレンタルが完了します。
この間の料金などはすべてアプリケーションで行われるので人と会話することなく自転車のレンタルが完結します。
今回はイタリアの南部、プーリア州にあるレッチェで実際に自転車を借りてみました。
自転車レンタルの大まかな流れ
スマートフォンのアプリを利用したレンタル自転車の大まかな流れを解説します。
大まかにステップは3つです。
・アプリをダウンロードする
・登録しお金をチャージする
・自転車を利用する
といった流れです。これは自転車のレンタルの方法にも解説されています。
一度アプリをダウンロードして登録、チャージを済ませておけば、いつでも簡単に借りられるので非常に便利です。
また登録するにはインターネット接続が必要ですので現地をSIMを購入するかポケットをWIFIを使いインターネットが常に使える環境にする必要があります。
1.アプリをダウンロードする
レンタル自転車のアプリをダウンロードする必要があります。
通常アプリのダウンロード先はレンタル自転車の駐車場の近くや解説の近くにQRコードなどで表示されています。
このQRコードをカメラで読み取り、アプリをダウンロードします。
アプリが無事にダウンロードされると、アイコンが画面に表示されます。
アイコンをクリックし、登録に進みます。
情報登録、お金のチャージ
アプリの指示に従い情報を入力していきます。アプリによってはイタリア語のみの場合もあるのでその場合は画面のスクリーンショットを取り、グーグル翻訳の写真翻訳をします。英語がある場合は英語に切り替えます。
大抵の場合はメールアドレスとパスワードと電話番号です。アプリによっては誕生日、国籍、性別なども登録する場合があります。
電話番号の場合は登録した番号に認証番号が送られてくるので、その番号をアプリに入力することで電話番号の登録が完了します。
メールアドレス、パスワード、電話番号の登録が終了したら、次はお金のチャージを行います。
大抵はスマートフォンに登録されている支払い方法でそのまま支払いできます。iPhoneであればApp Storeに登録されている支払い方法になります。
月払いや、週払い、日払いが選べます。そのエリアに長く滞在するのであれば月払いがお得です、また滞在日数が短いのであれば日払いでもよいでしょう。
お金がチャージされるとアプリの残高に表示されます。
料金は地域により異なります。レッチェの場合は月払いで10ユーロ1300円、
また最初の1時間は毎回無料、
その後30分毎に0.5ユーロ65円、
2時間を超えると1時間毎に2ユーロ260円
21時から翌8時までは無料となっています。
お金をチャージして、利用料が分かったら実際に利用しみてます。
レンタル自転車駐輪場へ
アプリには地図が掲載されていて、どこにレンタル自転車の駐輪場があるかが分かるようになっています。
近くの駐輪場へ向かいます。
駐輪場にはレンタル自転車が駐輪されています。
アプリに利用できる自転車が表示されるのでその自転車番号のそばに行きます。
ここで選んだ番号の自転車のタワーのロックが外れ、ピープー音が鳴ります。音が鳴っている間に自転車をタワーから外します。
慣れないと自転車の外し方が分からない場合がありますが、レッチェの場合は自転車とタワーの接続部に対して自転車を右に引っ張る感じです。
何度引っ張ってもロックが抜けない場合は、自転車選択の画面に戻り、他の自転車を試してみてください。ロックが外れにくい自転車というのがあります。
自転車を自転車タワーから外したら、後は普通に利用できます。
返却
レンタル自転車の返却はやはりレンタル自転車の駐輪場に行います。アプリによっては放置できますが、レッチェの場合は放置できないので駐輪場に戻します。
最初の場合と同様に地図から近い駐輪場を探します。
今度はロックを外す時の逆で空いている自転車タワーに自転車をロックします。ロックの穴が塞がっていたり、奥まで入らない場合は他の番号のタワーを利用します。
この場合アプリは利用しません。
駐輪タワーに無事にロックされるとピープー音がなります。これでレンタルサイクルの返却は完了です。
料金表に従った料金がチャージから差し引かれます。レッチェの場合、最初の1時間は無料なので1時間以内に返却すれば無料です。
慣れると非常に便利で楽なのでイタリア旅行をする際にはレンタル自転車を利用してみてください。
今回は以上です。
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