15 イタリア回遊編

イタリアの佐多岬

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旅行をしていると、何故だか「端」というものに魅かれる。

日本で言うと北の端「宗谷岬」や九州の端「佐多岬」などだ。恐らく旅行をしているのだから、途中でもよいのだけど出来れば「その地の果て」その先が無い所まで見てみたい、行ってみたいという欲求が起こる。

そこまで到達できれば、「その先は海が広がっていた」ということを(分かっているのだけど)自分の目で確認することで満足するのだ。こう考えると完全に自己満足の世界である。

海外に出てからはインドの最南端や、ユーラシア大陸の最西端をついつい目指してしまった。そしてこのイタリアでもよせばよいのにブーツのつま先からかかとの端を目指している。

目指しているが、そこに明確な目的があるわけではない、しいてあげれば「どうなっているのか?」という好奇心と先に述べた自己満足のためだけである。

「レッチェ」という岬まで90kmの町のキャンプ場にテントを張り、そこに荷物を置いてから最南端の岬を目指した。

岬の名前は「セント・マリア・デ・レウカ」緯度的には通過して来たリッジョカラブリアの方が南になるのだけど、リッジョからはシチリアがすぐ対岸に見えるので「端」というイメージは湧かない。

2時間、よいスピードで走り42km先のガリポリに着いた、マラソンランナーが同じ時間で走る距離だと思うと、彼らのスピードがいかに速いかが分かる。

町に寄るか悩むが、朝食と食料を買い込もうとよることにした。幸い街の入り口すぐにスーパーがあったのでそこで食料を買い込んだ。

朝、牛乳を飲んだだけだったので、スポーツ飲料とフルーツジュースを買い。朝食としてサンドイッチを買い、これからの食料にクロワッサンと、チョコレート、それからハムをスライスしてもらって200g買った。全部で8ユーロ、大抵「岬」と呼ばれるところには何もないので食料が重要だ。

再び幹線道路、目指す岬の名前が表示されていた「S.M di Leuca」方面と書かれていて距離は書いてなかったが地図によると40から50km位だろう。

風は斜め方向に変わって、時々追い風になったりした。ガリポリから幹線上に街はなく、ひたすらにこいだ。海辺ではないので標高は0mではない、90mから100mと以外に高い。

時々丘陵の合間にかたまっている家々が見えた。プーリアの街はこんな感じで街がある。道路の両脇には太いオリーブの木々が並んでいて、ドコででも野宿できそうだった。交通量はガリプルまでに比べるとだいぶ少なくった。あまりこちらに向かう車はないようだ。

始めてから6時間後、岬まで残り10kmを切った。後一息。灯台が見えた、走行距離92kmで目的地「S.M di Leuca」に到着。

大抵岬は何もなく殺風景なところが多いのだけど、ここは観光地のように整備されていて驚いた。

観光客らしき人の姿も見えるし、この高台からはヨットのハーバーも見えて、その周りに白い家々が並んでいる、ここは観光地化している。観光客の人に写真を撮ってもらった。

「英語がしゃべれますか?」

と聞いたらロンドンの人だった「こりゃ失礼」。少し休んで帰路に着く、今は午後2時。出発したのは8時だから6時間かかった計算だ。

帰りの道は追い風だったので来るときのペダルの重さはない。岬を出発してすぐに100kmを超えた、レッチェまで65kmという標識があった、標識通りなら165kmを走る予定だ。日が暮れる前にキャンプ場に戻れるだろうか。

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