世界的に有名なピザの発祥地として知られるイタリアのナポリ。
ナポリには数多くのピザ屋があり、有名店の中には日本に支店を出しているピザ屋まであります。
今回はそんなピザの本場ナポリにある揚げピザについてです。
ナポリのピザ
ピザの発祥は18世紀にナポリの貧しい住民がトマトとチーズをパンに乗せて食べたことから始まったといわれています。
19世紀にはイタリア王妃マルゲリータがピザを食し、これを機にピザが広まったようです。
そしてこのマルゲリータ王妃にささげられたピザこそ、トマト、モッツァレーラチーズ、バジリコを使ったピザ、現在のマルゲリータなのです。
このマルゲリータを王妃にピザをふるまったピザ職人のお店が現在のブランディです。
→【写真付き解説】マルゲリータ発祥の店Brandiブランディへの中央駅からの行き方
ナポリのピザ職人はピザ生地を回して円形にするのですが、それが2017年世界無形文化遺産に登録されました。
揚げピザとは?
一般にピザというと、円形のピザ生地の上にチーズをはじめとした色々な具をのせ、それを窯で焼くというものですが、揚げピザは違います。
文字通り「揚げ」たピザなのです。イタリア語でもピザ・フリッタPizza frittaといい「揚げたピザ」となっています。
ピザ生地を円形にするところ、その後ピザにチーズや具をのせるところまで一緒ですが、その円形のピザを半分に折り畳み、そのまま油の中に入れ揚げるのです。
円形の生地が半分に折りたたまれるので半月の形になります。
油の熱で加熱され、中のモッツアレラチーズは溶け、具も過熱されます。生地の中の空気は膨張するので出来立て揚げピザは膨らんでいます。
時間が経つと膨張がなくなります。
また空気で膨張しているためにかなり大きく見えます。
中はホクホク
通常ナポリのピザは火の窯で一気に生地を焼き上げるので、ピザの側面から下面は少々焦げるのですが、この揚げピザには焦げがありません。
しかし油による加熱で生地はフワフワ食感に揚がっています。油の高温で中のモッツアレラチーズもトロトロという具合です。
揚げピザの有名店
ナポリの揚げピザの有名店と言ったらディ・マテオDi Matteoではないでしょうか。
ディ・マテオはピザのお店としても有名ですが、揚げピザもお勧めです。
→【写真付き解説】ナポリ有名ピザ屋ディ・マテオDi Matteoへナポリ中央駅からの行き方
テイクアウトも可
ディ・マテオで揚げピザを注文したらテイクアウトもできます。もちろん店内で食べることもできますが、曜日、時間帯によっては激混みになります。
テイクアウトの方が席を待つ必要がないの時間はかかりません。
→【イタリア旅行情報、お得8】料金、時間とも節約できるピザの食べ方
ナポリを訪れたら是非この一風変わったピザ、揚げピザも食してみてください。
今回は以上です。
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