けいの無銭旅行記 日記のページ

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インド入国

      2015/04/14

「インドへ行こう」

 目が覚めてまずそう思った、もう国境は目と鼻の先、すぐそこだ。

 テントをたたみ、荷物をまとめ自転車に積むそしてゆっくりとゲートに向かった。目的地の国「インド」、この国に来るため2年前の4月に東京を出発したのだ。東京を出発する前夜、梅ちゃんと世界地図を見て、「インドってこんな遠いんだ」と大笑いしていた、その国がゲートの向こうに待ちかまえている。

 正直、インドに着くからといって、すごく浮かれて興奮しているかと思えばそうでもない、あまり実感が湧かないのである。お茶やでチャイをゆっくり飲みながら今までの道のりを思い出してみた・・・インドを目指して進んできた来た自分がいてそれを助けてくれた数えきれないほどの人がいる。。回想をしているうちに「いよいよ着くんだ」と少し実感が湧いてきた。

 まず、ネパールゲートの側にあるイミグレーションセンターに入り、パスポートにネパール出国のスタンプをおしてもらう。イミグレーションの人も本当に親しみやすく、「国境のきわのきわまでネパールなんだな」としみじみ思った。

 そしていよいよゲートをへ。まずは小さいストゥーパ(仏塔)をゲートの上に乗せているネパールのゲートをくぐる。

 すると数十メートル向こうに「ようこそ インドへ!」とブルーの背景に白い英語で書かれたインドのゲートがある。この国境、ネパール人とインド人はパスポートもビザもなく自由に行き来できるので、緊張感なく人が往来をしている、恐らくここを通る時に国境と強く意識するのは旅行者くらいなものだろう。

 今まで助けてくれた人に感謝を感じながらゲートを一歩、一歩進んだ。ゲートをくぐった・・・見た目あまり変化がないように感じる。

 タイからラオスに入った時もあまり変化を感じなかったが、ここも「なにが変わったんだ」という感じ。確かに国境のまちはお互いの国の影響を受け、部分的に似ているということはあるが、ここは同じである、人も、建物も、聞こえてくる音楽さえも。

 よーく目を凝らしてみると、今までネパールの帽子の「ダカトピ」をかぶった人がいなく、変わりにターバンを巻き付けたいるくらいなものだ。それと電話屋の看板にSTD、ISDに加え「PCO」というのが加わっていた、「なんだPCOって?」。インドは目的の国だが、目的地は最南端のコモリン岬にしていたのでまだまだ進まねばならない。

 国境を越え、国が変わるとまず始めに考えてしまうのが、寝るところ。

 バスや、電車 を使った町から町へ移動だったら、宿に泊まればよいのでなにも考えることはないだが、自転車旅行では一体その日にどこまで進むことができるかも分からない。

 そして日が暮れたとき「どこに寝られるのだろうか?」が大きな問題になる。今ま で通過した国々でも国が変わると寝かせてもらえるところが大きく変わった。

 例えば、タイ。タイではトラックの運転手がガソリンスタンドで寝る習慣があるので、大抵の場合 ガソリンスタンドで一泊の宿を取らせてえる。日常的に人が泊まっていくので洗面 所や、トイレもきっちっとしている。

 ところが国境を越えマレーシアに入るとどこのガソリ ンスタンドでも寝かせてくれない。その代わり、バス停がしっかりしていて屋根もありそ こで寝る分にはなんの問題もない。

 やっぱりタイのお隣のカンボジアでは内戦が続いていたせいか、道はおろかバス停なんかない。かといってガソリンスタンドも寝か せてくれと頼むと決してよい顔をしてはくれず、途方にくれていると、地元の人が、家 に泊まって行けと言ってくれる。カンボジアでは民家を泊まりながら進むことができた。

 人のいない山岳地帯、チベットではテントに泊まる。

という具合に国境が変わると寝床が 変わっていくことになるのだ。ネパールではカンボジアの様にほぼ毎日、民家にお世話にな りながら自転車を走らせた。さてインドでは・・・・どうなるんだろう。

 インドでの手品の反応も見たかったので、国境の町をぬけてしばらく走った町でインド初路上で手品をしてる。

 ネパール同様、人の集まりはいいのだが・・・・お金は一銭も入らず、ゼロ。「うーむ、インドで手品は難しいのか?」。そのまま町があると手品をしていた、2回目の一銭ももらえず。3回目はお金はもらえなかったがサモサ(食べ物)をくれる人がいた。これはこれでありがたい。

 ネパールとインドの違い、見かけはそれほど変わらなかったが、自転車で走っていると、インド人はかなりアクティブなのか好奇心旺盛なのか「ハロー、こっちへ!」と呼ばれることがある、近づくとお茶をくれたりするのだ。その数が異常に多い、いちいち止まっていると勧めないほど日が暮れてしまうほど多いのだ。60kmくらい進んだ夕暮れ、やっぱり「こっちへこい」という人がいる。お茶をご馳走になり、くつろいでいると「今日は家に泊まっていけ」という誘いを受ける。インド一日目の寝床は決まった。

 - 05インド・ネパール編

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