イタリア南部の都市ナポリ。
ナポリ近郊には複数の路線が運行されています。
有名世界遺産のポンペイ遺跡もナポリから出ている路線の一つであるベスベオ周遊鉄道に乗る必要があります。
今回はそんなナポリ近郊路線の一つであるクマナ鉄道の乗車方法解説です。
【写真付き解説】世界遺産ポンペイ遺跡へのナポリ中央駅からの行き方
ナポリ周辺鉄道網
先に述べましたが、ナポリには地鉄を含め近郊路線がいくつかあります。
まず地下鉄が2本Linea 1とLinea 2があります。
さらにボーメロの高台に向かうケーブルカーが3本。
→【写真付き解説】ナポリ中央駅からフニコラーレ・チェントラーレ線へ、乗り方など
そして近郊鉄道が3本あります。
ポンペイ遺跡で有名なベスベオ周遊鉄道。
ナポリから西に向かうフレグレア周遊鉄道。
そして今回のクマナ鉄道です。
クマナ鉄道
クマナ鉄道は1889年に運行を開始したナポリから地中海沿いのTorregavetaトレガベタの街を結ぶ全長19.81㎞の鉄道です。
Ente Autonomo Volturno（EAV）社により運行されています。このEAV社はクマナ線他ベスベオ周遊鉄道やフレグリア周遊鉄道も運行しています。
クマナ鉄道はナポリから発着していますが、ナポリ中央駅ではありません。ナポリのモンテサント駅からです。
モンテサント駅
クマナ鉄道のナポリの出発点となる駅がMontesanto駅です。
モンテサント駅はナポリの新市街近くにありあます、ナポリ中央駅からは地下鉄のLinea2に乗車してMontesantで下車する必要があります。
地下鉄Linea2のMontesant駅と、クマナ線のモンテサント駅は別の駅になります。徒歩3分くらい離れています。
このモンテサント駅からはフレグリア周遊鉄道、クマナ鉄道、そしてケーブルカーが発着しています。
乗車券購入
クマナ線の乗車券は窓口で購入できます。
窓口で行き先を告げると価格を教えてくれるので、それを支払います。一例としてモンテサントからバニョーりまでは1.3ユーロです。
ホームに向かう
モンサント駅からはフレグリア周遊鉄道も発着しているので乗り間違えないようにしてください。
現在は2階に自動改札口があります。購入したチケットを差し込むと扉が開きます。チケットを受け取り中に入ります。
通常クマナ線は1，2番ホーム、フレグリア周遊鉄道は3、4番線から発着しています。
クマナ鉄道はモンテサント駅が終点で始発です。電車がホームに来るとまず降車の人がすべてホームからいなくなってから、乗車の窓口が開きます。
乗車の窓口が開くときは電車はホームに来ているので乗り込みます。
時刻表
最新の時刻表がEVA社のホームページから見られます。
2020年7月のモンテサント駅発の1部時刻表は以下でした。
クマナ線に乗る場合はとにかく、フレグリア周遊鉄道と乗り間違えないようにしてください。
今回は以上です。
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