ボスポラス海峡を挟み、アジアとヨーロッパ側にまたがる都市イスタンブール。
イスタンブールの街は海峡を挟んでいる大都市です。
今回はこの海峡を公共交通機関で横断する3つの方法です。
ボスポラス海峡
イスタンブールはアジアとヨーロッパを繋ぐ都市とも表現されますが、それはアジア大陸とヨーロッパ大陸の分岐点にあるからです。
地形を見ると分かりますが、イスタンブールはボスポラス海峡を挟み右がアジア側、左がヨーロッパ側になっています。
ボスポラス海峡には現在3つの橋がありますが、1973年にボスポラス大橋が完成する以前は船舶のみの往来でした。
橋が架かりアジア側からヨーロッパ側への移動は簡単になりました。
現在では3つの公共交通機関でアジア側からヨーロッパ側へ移動できます。
3つの方法でボスボラス海峡を横断
タクシーやレンタカーでボスポラス大橋を横断しても海峡を渡れますが、今回は誰もが利用できる公共交通機関です。
今回解説する3つの方法は
・マルマライ鉄道
・メトロバス
・水上バス
です。
それぞれ順番に解説していきます。
マルマライ鉄道
マルマライ鉄道はボスポラス海峡の海底を通過する鉄道です。
2013年に開通し鉄道での往来が可能になりました。
マルマライ鉄道はヨーロッパ側では地下鉄1号線2号線、トラム1号線と接続し、アジア側では地下鉄5号線、4号線と接続しています。
ヨーロッパ側でもアジア側でも
地下鉄→マルマライ鉄道→ボスポラス海峡横断ができます。
マルマライ鉄道は頻発しており、地下鉄から乗り換えが可能なので最も迅速にボスポラス海峡を横断できる手段です。
料金は乗車区間によりますが、基本3.5リラ46円です。イスタンブールカード利用できます。
→ボスポラス海峡を横断するMarmarayマルマライ鉄道乗り方、料金
メトロバス
イスタンブール独自の乗り物であるメトロバスでもボスポラス海峡を横断できます。
メトロバスは専用のレーンを走る高速バスです。
メトロバスはヨーロッパ側、アジア側をボスポラス大橋を利用して横断しています。
メトロバスもイスタンブールカード利用で乗車できます。料金は乗車区間によります。5.2リラ68円徴収されますが、下車後に返金がある場合もあります。
メトロバスを下車した後に、改札を出たすぐのところの返金機にイスタンブールカードをかざすと返金が受けられます。
詳しくは以前の記事を参考にしてください。
水上バス
イスタンブールは海峡に橋が架かる以前はこれらの水上バスやフェリーがメインの横断手段でした。
水上バスは現在でも現役で活躍中です。
マルマライ鉄道やメトロバスはボスポラス海峡を横断する路線は1路線ですが、水上バスは多くの航路があります。
水上バスのよいとろこは行き先のポートに直接アクセスできるところです。
また旅行者にとってはボスポラス海峡を船で横断という趣もあります。
イスタンブールカードで乗船でき、料金は航路によりますが3リラ39円から乗船できます。
お勧めは?
以上がボスポラス海峡を横断する3つの方法でした。
それぞれに特徴があるので一概にお勧めできませんが、
簡単に地下鉄からアジア側に行くのであればマルマライ鉄道を利用が簡単です。頻度も多く、あっという間に海峡を横断できます。
メトロバスはボスポラス大橋を通過していくのでその付近に用事がある場合のみ利用するのがよいでしょう。
水上バスは、ターミナルに行き、船を待ち、更に船は時間がかかりますが海峡を横断しているというのが体験できるので旅行者にはお勧めです。
アジアとヨーロッパを行き来する時に参考にしてください。
今回は以上です。
<関連リンク>
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