2021年に入っても勢いの収まらない新型コロナウィルスの感染拡大。
ワクチンの摂取を始めている国もありますが、変異株などが続々と発見され、まだまだ予断を許さない状態です。
こんな状況ですが、トルコのイスタンブールからブルガリアの首都ソフィアへ移動しましたのでそれについてです。
変化する入国条件
2020年から始まった世界的な新型コロナパンデミック、国を跨ぐ旅行者にとって何が大変かというと、日々変化する入国条件です。
例えば、先日までA国に入るのには何も条件がなかったのに、ある日突然、入国後の14日間の隔離が必要となるといった具合です。
まだ目的の国に入国できればよいですが、国によっては完全に入国を禁止しているところもあります。
今回、移動したトルコやブルガリアも入国条件諸々が去年の12月、今年の1月で変化しました。
⚠️ブルガリア入国規制変更⚠️
1/29から、日本人を含め全ての入国者は入国前72時間以内に実施したPCR検査陰性証明の提出が必要
ブルガリア長期滞在資格保有者は陰性証明なしでも入国可
ただし10日間の自己隔離義務長期滞在資格のない者は陰性証明がなければ入国不可
詳細→ https://t.co/ULwIXkysep pic.twitter.com/xnulcD2VLU
— 在ブルガリア日本国大使館/Embassy of Japan in Bulgaria (@EmbassyBulgaria) January 27, 2021
ブルガリア大使館のツィートを見ると1月29日からブルガリアに入国する際には72時間以内に実施したPCR検査の陰性証明が必要になりました。
またブルガリアだけでなくEU全体としても日本からの入国者は規制の対象になる発表もありました。
欧州連合(EU)は27日、域外からの渡航を受け入れるリストから、日本を除外する方針を決めた。(参考:サイト)
このように新型コロナウィルスの感染状況により日々刻々と入国条件が変化しています。
今回のイスタンブールからソフィアへの移動は2021年2月上旬での時点です。
バスチケット購入から
以前もブルガリア、トルコ間のバス移動をしたことがあります。
その時はパスポートのみでバスの乗車券を購入できましたが、今回はバスの乗車券を購入する時点から変化がありました。
それはチケットを購入するのにHESコードと電話番号が必要というところです。
HESコードとは電話番号とパスポートなどのIDを連携させたトルコ国内独自のコードです。
誰でも簡単に取得できますが、トルコ国内の電話番号が必要です。
→2020年10月トルコに入国HESコードとは?取得方法解説
このHESコードがあれば以前と同様にバスチケット購入できました。
メトロ社Metroで一人250リラおよそ3500円でした。
バスの運行状況や本数は変化ないようでした。
ブルガリア入国のためにPCRテストが必要
バスのチケットが購入できたら、次はブルガリアに入国するためのPCRテストの準備が必要です。
ブルガリアの入国条件が、入国72時間以内に取得した検査の陰性証明となっているので72時間=3日以内に取得した検査結果がなければブルガリアに入国できません。
先に購入したバスチケットのバスの出発時間+5時間(ブルガリアの国境までにかかる時間)を算出してPCR検査を受けに行きます。
空港などは空港でテストが受けられるのですが、バスの場合バスターミナルでPCR検査が受けられるという話は聞いたことがないので、事前に準備をします。
イスタンブール市内にはいくつかのPCRテストを受けられる施設があります。
私はタクシム広場の近くのCihangir LaboratoryでPCRテストを受けました。250リラおよそ3500円。
→イスタンブールPCR検査を受けられる Cihangir Laboratory
検査を受けた日の夜19時~22時の間に結果がウェブサイトで確認できます。
検査結果はウェブ画面版とPDF版があるのでPDF版をダウンロードしてそれをプリントアウトしたものを用意しました。
プリントアウトしたものを用意しましたが、在ブルガリア日本大使館の情報ではスマートフォンなどの画面でも問題ないようです。
ブルガリア入国時に必要な陰性証明について
✅紙である必要はなく、スマートフォン等の画面に表示されたものの提示でも可
✅必ずPCR検査によるものでなければならず、抗原検査等は認められない
✅新型コロナウイルス感染履歴やワクチン接種履歴、年齢等により、陰性証明提出が免除されることはない https://t.co/zRXmPN7E8O
— 在ブルガリア日本国大使館/Embassy of Japan in Bulgaria (@EmbassyBulgaria) February 4, 2021
バスのチケット、PCR検査の陰性証明で乗車前の準備は完了です。
あとはいつも通り
バスはイスタンブールの巨大バスターミナルオトガルから出発します。
バスの出発時間に合わせてオトガルに向かいます。
バスの乗車時にはバスチケットとパスポートだけを提示しました、PCRテスト結果はあくまでもブルガリア入国用なのでバスに乗るためには必要ないようです。
バスに乗車してしまうと、国境までは特に変化はありません。金曜日の深夜バスを利用しましたが、乗客は10人ほどで、ガラガラでした。
順番としては
・トルコ出国
・ブルガリア入国
です。
ブルガリア入国時に受けたPCR検査の結果を提出します。入国審査官はこのPCR陰性証明とパスポートを見て入国スタンプを押してくれます。
このPCR陰性証明の提出が義務化されてから間もないせいか、ブルガリア入国の審査にはかなり時間がかかりました。
バスの乗客の入国審査がすべて終了するのと、バスに積んであるいくつかの荷物が抜き打ちで検査されて、問題がなければバスが出発します。
ブルガリア側に入国してからプロブディフなどの大きな都市でお客の降車を行い終点は首都のソフィアです。
ソフィアで下車して移動完了です。
コロナ禍中のイスタンブールからソフィアへの移動の体験談でした、移動を考えている方は参考にしてください。
今回は以上です。
<関連リンク>
コロナ禍・イスタンブール旅行で気を付けること4つ
ブルガリア国外からソフィア・バスターミナルに着いた場合市内までの流れ
2020年11月ブルガリアからトルコへバス移動
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