「習慣というはすごいねぇ~」
と近江さんは言う。何をおいても近江さんの習慣は「早起き」。
今日ももれなく、日の出前から起きていて、朝日の写真を撮るべく活動していたとのことだ。

7時位に目を覚ました私は近江さんがちょうど外から戻ってくる所だったらしい。
旅行をするととかく時間に追われない限り、仕事をしているわけではないのでゆっくり寝ていたいものだが、こと近江さんに関してはこの考えは全く当てはまらない。
恐らくチベットの頃から私が近江さんより早く起きたことは一度としてないと思う。それほど「完璧」な習慣である。
今日泊めてもらった部屋は素晴らしい。
シングルベットが二つ並んでも、まだまだ余裕があり、洗面所の白いタイルが眩しいほど清潔でインドでは珍しいホットシャワーがある。
部屋専用のバルコニーがあり、極めつけにクーラーなどというものまで着いている。
さて気になるお値段のほうは?と近江さんに尋ねたいところだが、居候の身なので知ることはないと思っていた。
ところが近江さんが自分から
「1800ルピー(4500円)の部屋はさすがにいいね」
とこぼして?いたので私はこの部屋の値段を知ることになった。
驚くべき金額である、デカン高原を横断中の私は30ルピー(75円)くらいで1日を過ごしていたのだ。

これを元に計算すると、一泊するだけで私の60日分、実に2ヶ月分の生活費がぶっ飛ぶのである、そう考えると恐しい部屋だ。
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