小学校で手品

カルカッタを出発しデリーに向かっている。

カルカッタを出発してデリーを目指す
【写真】カルカッタを出発してデリーを目指す

ジェネレーター(発電機)や近くで話をするおっちゃんのお陰で眠れないかと思ったが我ながら感心するほどよく眠れた。

8時に寝て翌朝6時半までだから10時間以上寝ていることになる。そりゃ寝すぎだ、しかし太陽と共に起きて、日が沈んで寝るとこのリズムになってしまう、ある意味健康だ。

今日はちょっと早めに出発しようと思ったが結局7時になってしまい、いつもと変らぬ時間だ。

お茶3ルピーを飲んで出発。

道はよくない、ウエストベンガル州での道が夢だったかの様にガタガタの舗装道路で、相変わらずゆるい丘が続いている。丘が続くと進みは遅くなる、ペダルが重い、朝15kmくらいで一休憩。

悪い道が続く
【写真】悪い道が続く

サモサを2個とお茶で5ルピー。少し進んだ所でもう丘は終わりかと思っていたが、そんなことはなく、酷い道が続く。

ジャルカンド州政府はこの大幹線道路を工事しないで何をしているかと文句を言いたくなる。

この辺りは乾燥地帯なのか木がまばらに生えていて、お茶屋もなければ水を汲めるところもない。

昼は15ルピー(35円)ですっげー大盛りのインドタリー。15ルピーで少々高いと思ったのだがこの量ならば納得である。

地方では安くて大盛のタリーがあったりする
【写真】地方では安くて大盛のタリーがあったりする

あまり休まずに出発、町で手品をする初回は1ルピーだったけど、もう一度演じると今度は15ルピーになった、ちょうど今日の昼飯代。

また少し進んだ街中で手品をすると、教員が見ていたらしく

ぜひ、学校でやってくれ

と熱望されたので、言われるがまま彼に付いていく。

案内された小学校の様で校庭のステージの上で演じることになった。

子供は反応が素直なので見せる方も楽しい、特にインドの子供達の反応は強烈だ。

「ギャー」とか「わー」とか笑顔で喜んでくれた、こういう時は本当に手品が出来てよかったと思う。

小学校のようなところで手品
【写真】小学校のようなところで手品

学校を後にしてまた走りだす、今日はやっと70kmという感じだ。

夕方大きな街の中で十字路でゆで卵を2個5ルピー(5円)、もう少しがんばろうと走り出すが道は悪く砂埃がすごい。

だんだん丘が少なくなってきた。月が昇り始め暗くなった、距離を知るための「標石」が無くなった。

こういう場合は大抵道に書いてあるのだがそれも見つからない、こうなると自分が何キロ走ったのかが全く分からなくなる。

薄暗い道を進みやっと「標石」274を見つけた、今日の朝は「標石」が367だったので93km進んだ計算になる。

ダバと呼ばれるトラックドライバー休憩所で寝る
【写真】ダバと呼ばれるトラックドライバー休憩所で寝る

近くに「ダバ」(トラックドライバ簡易宿泊所)があり今日はここまで。荷物を降ろし足などを洗う、それにしてもこの辺りは乾燥が酷いのか砂埃が酷い、一日走ると頭から足まで真っ白になってしまう。

<関連リンク>
ベナレス
旅は再びはじまった
倉庫で年越し
ツイッターで更新、最新情報をつぶやいています。

小学校のようなところで手品
最新情報をチェックしよう!

09砂漠超え編の最新記事8件