いよいよ、ブルガリア・ゴット・タレントの決勝戦が明日となりました。今日は5月29日です。
昨日のリハーサルではいきなりコケたので少々考えなおしました。
難しい技よりも
実は今回は少し新しいことをしようと思い、今までにあまり路上でしていなかった技を準備していました。
うーん、しかし難しいことをしたとしても見ている人には、それほどのインパクトはありません。
同じマジックをしているひとであれば「ここをひねった」というのが分かりますが、ゴット・タレントの視聴者にマジシャンはあまりいないでしょう。
というわけで、以前からしている技に急遽戻すことにしました。
これでずいぶんと気が楽になった気がします。やはり難しい技は決まればよいですが、失敗する可能性もある。
それならば100%できる技をシッカリやった方がいいというわけです。
やはりこちらが「うまくいくか、どうか」という悩んでいる状態は演者の表情や態度に出てしまう気もするのです。
というわけで、明日の本番はいつも通りの芸をすることにします。
いつも通り
思えば今まで路上で数えられないほど繰り返してきた芸もします。
もう単純明快な芸なのですが、どこの国でも笑ってくれる人がいる、中学校の技術家庭の先生がしていたものです。
もう今から高度なことを学んで間に合うわけありませんし、もうもはや今までやって来たことを今まで通りするしかありません。
いつも路上で自転車を止めて、通過してきた街で披露した芸をする以外にありません。
そういう気持ちで今まで通り、いつも通り、現地の人を笑わせるような芸をしてきたいと思っています。
いよいよ明日が本番です。
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