けいの無銭旅行記 日記のページ

*

二人の自転車乗り

      2015/05/09

ペスキエラに滞在しながら週末はベローナの街に手品に向かう。

世界遺産にも登録されているベローナの街は観光客が多く、路上で芸をするにはとてもよい環境だ。

芸をするといっても、四六時中やっているわけではなく、人が出歩く時間以外は街をうろついている。

午前中、人が少ない時間に広場の近くを通ると大きな荷台を引いた自転車が視界に入った。「自転車旅行者」だとすぐに分かった、自転車の後部には大きなリヤカーが付いていてそこに犬が2匹乗っていた。毛並みの良いシベリアンハスキーだ。その後ろに黄色い看板が取り付けられていて赤い文字で”Randolph Westphal””5th World Tour”と書かれていた。迷うことなく彼に話しかけた。

大抵の自転車乗りはフレンドリーで話しかけると、よく喋ってくれる。ランドロフさんはドイツ出身、23年間自転車旅行をしていて、これからイタリア南部に向かい、それからシベリアに向かうという。

「冬に?」と尋ねると「ノープロブレム、スパイクタイヤもあるし、暖かい寝袋もある、寒けりゃ彼らを抱いて寝るよ」と荷台に乗っている犬を指差した。雪の中の走行は寒さはもちろん、スリップなど危険が事が多い、しかしこの時期にシベリアとは自ら過酷な地に向かうタイプだと思う。

犬を連れているチャリダーも珍しい、写真を一枚取らせてもらい、「Have good jouerny!」と言って見送った。

Nikco 日本からフランスを目指している。

また歩行者専用道を自転車を降り、歩いていると、反対側から、荷物を積んだ自転車を押しながら歩いてくる人がいる。

自転車には前後車輪の側面にバッグが付いている、自転車旅行者のスタイルだ。ちょうどすれ違いになったので、また話すことになった。

今度の彼はフランス人でなんと日本から自転車で母国フランスに戻る途中ということだった。彼もとても気さくで、ここまで来るのに2年3ヶ月掛かかり、12月までにパリに到着しなければならないと旅行程を説明してくれた。

彼は「ニコ」と言った、私が通過してきた国々と共通の国が多かったので、話題が多く、時間を忘れて話し込んでしまった。

自転車旅行者は気さくで話しやすい人が多い、自転車を漕いでいる時間は常に自分としか対話が出来ないから、その分人恋しくなるのだ。

 - 15 イタリア回遊編 ,

Stinger5ノーマルアドセンス

Stinger5ノーマルアドセンス

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

【写真】「Jesolo」と書いてイェソロと発音するらしい。町の入り口の標識。
季節はずれのリゾート

「いざ」と自転車のペダルを踏み出したのだが、数ヶ月間荷を積まない軽い自転車ばかり …

no image
ビーチで再会

5月に知り合ったバングラディシュ人のフェロスさんが「夏は海沿いにいる」と言ってい …

【写真】夏の海辺は路上の芸人が多くなる。
夏の路上芸人達

 ベネチアからスロベニア国境の町までは直線距離にして約150kmなので真っ直ぐ進 …

【写真】どことなくイタリアでない雰囲気を漂わせる街並み。
海と坂の街

イタリア北東部にある都市トリエステに到着。 この街からスロベニア国境までは直線距 …

ユーロ2012
ユーロ2012

「ウォー!」  カフェから歓声があがった、何があったかすぐに分かる、イタリアチー …

street18
弱肉強食な路上芸の世界

 前の日記でふれた通り8月のレッチェは路上の芸人で溢れかえっておりました。  路 …

【写真】マルチェロさんが作る陶器。色が鮮やか。
自然素材の陶器

 ノリコさんの旦那のマルチェロさんは陶芸家だ。  ただ仙人の様に山奥に住んでいる …

ベネチア バングラディシュ
顔なじみ

「顔なじみ」と言っても、通い詰めているカフェでなければレストランでもない。 毎日 …

【写真】同じ芸でも国によって反応が異なる。
帰路徒然

歴史を感じさせる重厚な造りのイタリア銀行でコインを紙幣に交換してもらい、ベネチア …

ネットを通じて知り合い集まった3人。
三輪車とナゾの三人組

滞在しているキャンプ場に不思議な3人組みがやって来た。  3人とも自転車で一人は …